愛の形　。　【nl/戦闘/恋愛/ｼﾘｱｽ】

＿＿　世界観　。



それは、様々な時代が入り乱れる世。

着物で電子機器を扱う者も居れば、洋服で農家を営む者も居る。
街では舞踏会が行われたり、遊郭があったり。

それぞれがそれぞれの生き方を理解し、許し合い、協力し合って暮らしていた。


しかしそれは、唐突にやってきた。

夏、雨の日。何の前触れもなく全国の7歳児が消えた。


10年後、その時行方不明になった男女が成長して帰ってきた。…一部のみ。
そして彼らが帰った家には家族の姿は無く、彼らが消えた事件すら覚えている者はいなかった。
たった一つ与えられた普通の生活を取り戻す条件は、「能力者同士の潰し合い」。
彼らが判っていることはただ一つ。
この10年間、拷問のような人体実験を繰り返され、生き抜いた自分たちに宿った特別な能力。
それだけの状況に置かれたとき、彼らが進むのは陰か陽か　。



＿＿　陽平隊　。



自分の立場を受け入れ、今後あのような事件が起きないように平和な世を願っている。あの時自分たちに実験を重ねた謎の組織の事について探っている。潰し合いをして家族が戻ってくる可能性などが何の根拠もない事から、潰し合いには反対している。10年間の間に必要な勉強量は習得済みであるため、就職に就いている者もいるが、普通に高校に通っている者も少なくない。能力を使いたがらない人が多い。



＿＿　陰剣隊　。



条件を鵜吞みにして潰し合いに積極的になっている。組織的な集団である。陽平隊のﾒﾝﾊﾞｰを誘い出すために一般人を巻き込んでやたらと大きな事件を起こすこともしばしば。自分たちの事を忘れている一般人を恨んでいる者も居る。謎の組織の事も探っているが、潰し合いを優先している。能力をﾌﾙ活用して裏の組織に回ったり、年齢をごまかして警察官に潜入したりとぶっ飛んだことをする。



＿＿　能力　。



いわば超能力。何か一つのことにずば抜けた出来を見せることや、常人では有り得ない様な能力を発揮する。(　言ってしまえば最強以外なんでもござれ。　)