フェイタン 2016-06-24 01:46:53 |
通報 |
>> フェイタン
( 此処、ゲ-ム内へと訪れて数時間。一向に人と出会う気配は無く、宛もなく彷徨う様にただただ足を動かして。此処からは推測だが、人が降り立つ場所は複数存在し、自分はその内の一つに降り立ったのだと。比較的街に近い場所らしいが、目測で言えば一日全力で走り続ければ、と言ったところだろう。食べ物も飲み物も無い今、随分過酷な場所に来てしまったと自嘲的な笑みを浮かべ。一日であれば何とか、我慢出来るだろうか。始めたばかりとは言え大分前途多難だと頭を抱えたくなるが、足だけは一切止めること無く。ふ、と感じた殺気に地を蹴り、バク宙の容量で避ければ一本のダガ-ナイフ。ゆら、と緩慢な動作で顔を上げれば、自分の二倍近くはあるだろう大男。どうやったらそんなに大きくなるんだ、と羨望に近い眼差しで見つめていると、大男は分厚くかさ付いた唇を開き、黄ばんだ歯を見せて厭らしい笑みを浮かべ。
話を要約すると、デスマッチ。何も持っていないことを問うてみても、会った者全てを鏖殺したいだけと宣う大男にはぁ、と呆れ半分、同情半分の溜息を一つ。服にこびりついた血を見る限りでは相当討ち取ったのだろうが、念能力のねの字すら知らなそうなハg─大男にくす、と笑みを浮かべ。大男が背負うリュックサックは色々と入っているのかみっちりと何かが詰まっており。さっさと奪って行こう、なんて両手首をブラブラさせれば、自身の念能力、『蜘蛛之糸』を発動。ガリッと噛んだ親指からは血が滴り落ち、ザッと四方八方に念糸が広がって。何も見えない、念能力を知らない大男は喚く喚く。動こうにも糸が絡み、蚕の様に半身が繭の様に包まれてしまい。こうなると幾ら屈強な男でも解けず、先程とは打って変わって怯えた視線を向けてくる。─嗚呼、もう何か鬱陶しい。据わり切った瞳に軽蔑の色を滲ませると、苦無と呼ばれる暗記を取り出し、遠慮無く相手の腕目掛けて振り下ろし。ピシャッと飛び散る血や大男の断末魔にニヤリ。残忍な笑みを貼り付けると何度も何度も体中に振り下ろして。虫の息となった大男に、「呆気ないね…。さっきの威勢は何処??」そう言葉をくれてやると、首筋に添えた苦無を思い切り引き上げ。派手な血飛沫と共に絶命する男の血を浴びながらも眉一つ動かすことは無く、平然と男が置いたリュックサックを漁り始め。
数日分の水や保存が効く食料、更には大分情報が書き込まれた地図を見付け。男の着替えやよく分からない骨は捨て置き、リュックサックの中に入っていた小綺麗な鞄に詰め替え。斜め掛けの鞄を背負うと、血も乾かぬ内にその場を後にして。
鉄錆臭い、血液独特の香りを身に纏いながらも颯爽と歩く様は見ていて恐怖を感じる程ながら、当の本人は上機嫌一直線。相手がこのゲ-ム内に来ているなんて露知らず、街を目指して止めていた足を進め。 )
──あ-あ、街に着いたら着替えないと。上から下までベッタリじゃない、これ。あ-!風呂に入りたい!!
(/ななな何ですと!!嬉しいお言葉を有難う御座います!!
了解致しました!一応まだ会わせない方が良いかと思い、ひと行動を書かせて頂いたのですが、会うタイミングはお願いしても宜しいでしょうか??)
>> マリア
友達とご飯食べるの何年ぶりだろ…凄い楽しみ…!!
( 警戒心の強い相手を咎める事無く、寧ろ喜々とした表情で相手の後ろを着いて行き。少し…否、古めかしい建物が見えてくると、其処だと述べる相手に僅かに目を見張り。大分年季の入った建物からは煮物であろう優しい香りが流れて来て、くん、と匂いを嗅ぐ仕草を一つ。食欲を唆る香りに無意識に腹をひと撫ですると、先に入る相手の後ろをゆったりと歩いて着いて行き。中に入れば新しさが目立ち、けれど新米なんて言葉では言い表せない職人らしき気配にペロリと乾いた唇をひと舐め。見るからに単なるジャポン気触れではない店主に軽く会釈をすると、美味しいと笑顔で料理を啄く人々を見渡し。 )
>> ??? ( マチ )
──僕?ニア。
( じ、と吊り上がった双眸は警戒らしき色が滲み出ており、つっけんどんな返事を貰えばキョトンと目を丸め。てっきり名前を聞かれているのだろうかと勘違いをしたままポツリ、と上記呟けば、「オネ-サンの名前は??」と首を傾げ。誰、と聞くのは此処の事情を知っている、又は出身だから住人かそうでないかが判る、というのだろうか。何とも不思議だなぁと未だ此方を鋭い目付きで見遣る相手をもう一度見。綺麗な顔立ちでジャポンの服に似た、それこそ自分が生まれ育った島で着ていた服に似たキモノと呼ばれる服装にジャポン出身とか?と様々な考えを巡らせて。 )
うん。僕島国出身だから。此処、初めて来たよ?
(/そうなんですよね…;マイペ-スな子なので自分のペ-スで返す場合もあり、それが嫌でしたら一言仰って頂ければ…!!)
トピック検索 |