都々 2016-06-18 21:21:15 |
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文章を書き始めるきっかけになったのはたぶんあの時。小学4年生の頃だったと思う。道徳だったのか生活だったのか、何の授業だったのかは覚えてない。国語とか算数のような教科書に沿った授業ではなくて、クラス毎に担任の先生が内容を考えるような授業のどれかだった。
他のクラスがプリント学習だとか代わり映えしない内容をしてる中、うちのクラスは担任の先生が本の読み聞かせをしてくれた。「びりっかすの神様」に出会ったのはその時。何回かの授業に分けて読んでくれて、最初は読み聞かせなんかに興味ないって子も意外と寝ずに聞いてた。最後の読み聞かせが終わった日、親にこの本を買ってくれとせがんだのを覚えてる。だけどそれよりも印象的だったのは、普段授業前の本を読む時間ですら真面目に読むことなんてなかった子たちの何人かが泣いてたこと。先生の読み方が上手かったこととか、当時私たちの年齢に刺さる話だったこととか、色んな要因があったんだと思う。ただ、小学4年生の私には「本ってすごいんだ」と、そんな漠然とした感動があった。
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