解須谷 川太郎 2016-06-06 12:38:20 |
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関係の無い話には一切返事しません。今もなお苦しんでいる人が5000万人近くいます。夢も希望も恋愛も職業選択も宗教の選択も許されずにひたすら主人のご機嫌窺いながらひたすら掘る、ひたすらレンガを運ぶ、食料は少しだけしか与えられていません。好きなおかずなんて出て来ません。プラスチックや砂や泥水の入ったスープです。それでも生きるという希望を失わず、何かに希望を託しそれだけを想い生きています。
「奴隷」という言葉を聞けば、日本人の多くは、世界史で習う「三角貿易」によってアフリカからアメリカ大陸へと強制的に連行され、プランテーション(大規模農園)で働かされていた人々を思い浮かべるかもしれない。そして、この奴隷制度はアメリカ南北戦争/リンカーン大統領による「奴隷解放宣言」によって解決されたものと考えるかもしれない。
しかし、報告書が示しているように、この「奴隷制度」は形を変えながらも、発展途上国を中心として私たちが生きる現代世界でも広く根付いている。「現代の奴隷」は生まれながらにして奴隷状態(インドのカースト制など)にある人や強制労働者、また性的労働の為に人身売買された人などを指し、彼らは暴力や脅迫などによって自由を阻害されている。
「奴隷」が搾取され続けている一方で、ある特定一部の人には膨大な富がもたらされていると考えられており、この事がまた「現代の奴隷」問題の解決の難しさを象徴している。
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