妖奇戦乱譚(妖怪/戦闘/ファンタジー/人数制限有)

妖奇戦乱譚(妖怪/戦闘/ファンタジー/人数制限有)

安倍家の案内人  2016-05-17 20:03:37 
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西暦2035年。
世界中の進歩が目まぐるしく進む中、日本もその一つになっていた。
だが、表ではそうでも“裏”では数百年前より存在し続ける『妖』とそれを葬るための力を持つ名家『安倍家』との戦いが激化していた。

>>1「世界観」
>>2「規則」
>>3「主pf」

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  • No.64 by 一  2016-05-20 20:27:33 ID:e143ad79c

>>安倍 颯真

自身よりも当主のことについて怒る、ってわけか。見上げた忠誠心だなぁ、尊敬するぜ。
(普段他愛もないことで言葉を繕い、息を吐くように嘘を吐く己であったが、しかし、先程吐いた言葉に嘘はない。多少大袈裟に表現したし、大袈裟に解釈したけれど、けして嘘をついたわけではなく。自分の目には心の中など見えはしない、故に想像するしかないわけであるが、冷えきった相手の声から察するに、心が動いていないわけではないのだろう、と。特に、当主を蔑まれたことに関しては。それがわかっただけでもある程度の収穫にはなった。ニヤリと笑ったままに、今度は上記の言葉を。「……実父?実の父親が息子に呪いを?……くは、はははは、そいつは、そいつは至極愉快な話じゃねぇか。人の子は慈しむものではなかったか。──しかし、先代も今代も颯真に呪いがかけられんのを止めようとしねぇばかりか、呪いを解こうともしていないだろぉ?」実際のところはどうだか知らない、もしかすると呪いを解こうと必死になっているのかも知れないけれど、そんな内心はおくびにも出さず。突然笑みを浮かべた相手、きょとりと首を傾け、言葉を聞き。赤く、禍々しいと言うしかないオーラを纏い始めた相手に、笠の下で少し目を丸くして、口を開いた。「──…そいつは俺に言っちゃあいけねぇんじゃねぇのかい、親を殺した妖に怒っていないどころか、感謝してさえいる、なんつうことは、な。その狂信、いつかお前の足元を掬うぜ。──……親殺しなんざ、大罪にも程があるってもんだ」なんて、自分の言えた事ではないのだけれど。相手の速度は先程までとは段違いに速く、野太刀の範囲ではない場所まで、入り込まれてしまい。はだけるのも構わず振り上げた左足で、相手の蹴りを迎え撃とう)

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