。 2016-05-17 18:21:01 |
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(──校内に、チャイムが鳴り響く。今日一日の、最後の授業の終わりを告げるチャイムだ。
日直である海道は、担任の教師に別れの挨拶をするために「起立。」の掛け声と共に、他の生徒共々に椅子から立ち上がりる。
続いて「礼。」の言葉が発せられれば、海道ら生徒たちは教師に向かって頭を下げ「ありがとうございました」と、感謝の言葉を伝えた。
担任は、別れの挨拶をした海道たち生徒に、特にこれと言った重要な事を言うまでもなく、会釈と共に軽い礼を告げれば、職員室へと戻って行った──)
(海道は周囲にいる、これから友人と遊ぶ約束をする女子や、子供染みた戯れを始める男子の同級生を尻目にせず、急ぐことも、
のんびりとすることも無く、必要最低限の物しか収納されていない黒のスクールバックを肩に掛ければ、一人で教室を後にする)
(これから彼が行く先は自宅ではなく、一階にある駐輪場。そこへ向かう訳は、停めてある愛用の大型バイクに乗って帰宅する為ではなく、とある教師が乗る、一台の原付を修理する為である。
なぜ原付を修理するかと言えば、その原付に乗っている教師が今朝、通勤に使用している時にどういう訳か度々エンストを起こし、それが原因となって遅刻をしてしまったらしい。
その教師はこの学校から、結構な距離から離れている所から通勤しているみたいで、その原付が無ければ、遅刻が必須との事。機械には滅法弱い上、今月の給料まであまり金銭に余裕がないとのことで…。
そこで、手先が器用な海道を見込んで、修理を頼むこととなった──…そういう経緯があって)
…? …。
(さて、直しに行こう──…。彼はそう思い、教室から廊下へと出た途端、同じクラスの女子生徒『氷室 湊』の後ろ姿が目に写る。
彼女は今日の授業、小刻みに小さな音を立てつつ、やたら無闇にシャーペンの芯を出していたり、妙に殺気が立っていたが…何かあったのだろうか。気になる所ではあるが、彼女とはあまり言葉を
交わしたことはなく、決して親しい関係ではない“知り合い程度”の間柄であるため、詮索をするのは止めておいた方がいいかも知れない。…彼女が、何らかの助けを求めているのであれば別だが)
(海道は、階段の方へ向かって行く、氷室の後ろ姿を見つめている時、片手にファイルを持つ一人の少女が、階段から何やら急いで上がってきた。
その少女を、海道はよく知っている。茶色の瞳と髪が特徴的な、同じ図書委員の『水崎 藍』だ。彼より二つ、学年も年齢も下の後輩である。
水崎は特定の生徒にのみ、ファイルに収納しているプリントを配っているようだが…一体何なのか。気になった彼は、彼女を呼び止めようとした──その時。)
(水崎と氷室、二人の向きの不注意に、水崎の持つファイルが、氷室の鞄に付いているキーホルダーに勢い余って引っ掛かり、千切れてしまって。
千切れたキーホルダーは廊下の上に散乱し、水崎はそれを急いで拾い集めた。氷室はと言うと、何事もないかの様に、階段の方へ足を運んでいた)
…大丈夫か? 水崎。
(水崎の元へ歩み寄って行った彼は、真顔でそう一言声を掛けては、散乱するキーホルダーのビーズを共に拾い上げる。彼女(氷室)は鈍いのか、
唯単に気付いていないだけか…はたまた、あまり気に入っていないから蔑ろにしているのかは知らないが、彼女の事を呼び止めようと、声を掛ける)
──待て、氷室。
(落ち着いてビーズを拾いながら、廊下から下りの階段へ向かう氷室の背後に向かって、彼は上記の言葉を向ける。これで反応しないようなら、一度拾う手を止め、直接止めに行こう…)
>氷室、水崎、ALL
【そう恥ずかしがる必要はないさ…。君は何れ、私色に染まるんだからな…((
す、『素敵なレス』ぅ…!? そんなに褒めたって何も出やしませんっ! と言うか自分よりも、主様の方が素晴らしいですよ。『慣れていない、めちゃくちゃ』だと言っている割に、このオレと互角に張り合っているのだからな…!(←
いえ、こちらの方こそ、よろしくお願いいたします。そして主様のお言葉に甘えて、不満な所やおかしな部分があったら突っ込んだる!(蹴
それから、返信が遅れてしまい、大変申し訳ございません;;】
>主様
【おおーっ!新しい参加者さんだ!しかも女の子だ!やったぜ!(殴
えーっと、初めまして。『海道 勇一』の本人です。キャラ共々野郎どす。
長ったらしい文章を書きまくる自分でございますが、よろしくお願いします。】
>水崎ちゃん本体様
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