藤村伊織 2016-05-07 12:59:57 |
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シャレにならねぇだろ…っ…!(急げばどうにかなる程度の小降りが、にわかにどしゃ降りに変われば、誰にともなく言葉を発しながらとにかく走り。自宅までまだ距離がある為、雨が弱まるまで何処かで雨宿りでもすべきかと考えた矢先の相手からの思いがけぬ言葉。驚きで小さく目を見開き相手を見やるも、相手は前を見てひたすら走り続けていて。普通に考えれば緊急事態故のごく自然な流れなのだろうが、相手との別れを惜しんでいた自分としては願ってもない事で。次第に近くなる雷鳴。激しくなる雨音。そんな中不謹慎にもにやけてしまいそうになる。_ガキかよ、 そう自身に突っ込みながら走ること数分、無事相手の自宅へと辿り着き。一先ず屋根がある場所に来た事で安堵の息を漏らすと、走ってきた事で若干乱れた呼吸を整え。濡れて崩れた髪を鬱陶しそうにかき上げながらぼやき)
あぁクソ、あり得ねェ…、
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