ただいまの家　(bml／人数制限あり)

＞真砂

さんきゅー
(こちらが投げた“エロいこと”という単語に見せた反応をその場でこそ突っ込まずに台所に目をやって様子を見ていたが、戻ってきた相手が自分から動揺を認める言葉をもらせば軽く笑ってしまうもまずはコーヒーを一言の礼と共に受け取って。今度は年相応に正直な興味を示してくる相手は歳もそれなりに離れている分可愛げも感じるのだが甘えるような素振りに心が揺れるかはまた別で、肩にかかる重みには小さく嘆息し「そういうのは彼女作ってやるもんでしょーよ」と肩口に寄ってきた相手の額に空いた手でぴしっとデコピンを一発落とし「大人な話っつってもねえ…人並みに彼女いたことはあるけど、そんな面白い話もねえし」恋人のいない現状をとやかく突かれるのは気に食わないが、かといって過去の特筆するような話題も思い当たらず素直にそう言っては淹れてもらったばかりのコーヒーに数度息を吹きかけてから一口飲んで)