掌の檻 ｡　

心配されるほどの事でもなかったと思うんだが。俺その倍以上、吏玖のこと大好き。
肩なら良いよ。他は駄目。
なんだよ、それ。面倒臭いなあ…。


はいはい。頑張って。…意地でも言わない。
わざわざ勉強してくれんのか、嬉しい。
物理的に重くなんのかよ。


吏玖にならあげてもいいかなって。うん、そ-だな。一緒にいけば問題ない。ずっと一緒にいられる。すげえ天才。
何でだよ。そんなことしないっての。そこまで俺酷くない。それは有り難い。貰える日を、楽しみに生きてく。

大丈夫大丈夫。それだけはない。
あ、いや、こっちの話。気にしないで。


あ-、心臓交換か-。それが出来れば良いのにな。心拍感じるたびに吏玖が俺の中で生きてるんだ-って思うと、すげえ幸せ。