樋口師匠 2016-04-15 01:59:26 |
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「拝啓
能登半島は極寒で、現在雪もちらちらと舞っております。
こんな寒い中でも所属する研究所の先輩である谷口さんはマンドリンを掻き鳴らしながらよくわからない精力剤を飲んでいる上、俺にも勧めてくる始末。例え国際会議か何かがありこの世界の飲み物があの忌々しい精力剤しかなくなろうと俺は絶対に口にしません。男に二言はない。
そういえば自己紹介を忘れておりました。
「恋文の技術」より、主人公の守田一郎と申します。
何故全編通して手紙でしか喋っていない俺を引っ張ってきたのかという質問は勘弁してください。俺の背後に控えている奴が枕を涙で濡らしてしまいます。
知識としては上記と「【新釈】走れメロス 他四篇」「夜は短し歩けよ乙女」の原作読破済、しかし読破してからかなり日が経っている上、現在手元にはありません。よって似非になってしまうこと、また何日も此処で遊んでいると俺の命が危ないので今日限りのお相手になってしまうことをお許しください。
それでは、お返事お待ちしております。
敬具
寒さに震える大学生より
見ず知らずの貴方へ」
__言いたい事は全て此方に書いてあるのでどうぞ。
それと、俺が普通に喋っている場面は本編で描かれていなかった筈なので、口調は手紙を基にした捏造になります。それでもよければお相手願います。(何処からか現れ一通の手紙すす / ぺこり)
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