>紫苑 …っ!……、馬鹿っ…。 (言われたところで照れが無くなる訳ではないだろうしむしろ増すだろうと思うのだが、彼はそれを分かっていて言ったのか、それとも無自覚で言ったのか、真実は分からない故に口から飛び出したのは不貞腐れたような声音の呟きで「そ、そうかな…?普通の髪だと思うんだけど……」髪に触れながら彼の何処となく優しい語気に何故そう思えるのかと疑問を抱き返答し)