ようこそ、奇怪な学園へ

まずは『学校説明』からだよ。

幻怪学園について
此処は人の干渉を受けない、そんな場所にある学園さ。
我が校の入学条件は人ならざるモノ、である事が絶対条件だ。
まぁ、入学する種族は大体限られてくるんだがね。
教師？あぁ、彼等も人ならざるモノであることに違いない。
かくいう私もライカンスロープ、という一種の狼男に過ぎない存在なんだがね。

さて、入学条件に当てはまった者は各々の【寮】に分かれることになる。
まぁ、こうなったのは少々【種族】同士の折り合いが悪い…なんてことも一つの要因でね（ふぅ、/

面倒になっ…んんっ、これではいけないと思った私は日常的な争いをなくすために。時々【寮対抗のイベント】を開催しているわけだよ。まぁ、それでも些細ないざこざはなくならないんだがね。


あぁ、分からない用語があったって？
じゃあ、『用語説明』をすることにしよう。

【種族】
この学園に入る種族は
日本妖怪、西洋妖怪、精霊の類なんかの３つに分けられる。
日本妖怪なんかはメジャーなものが多いから知っているだろう？
西洋妖怪…といえば、そうだね。吸血鬼なんかもそうだが、他にはフランケンシュタイン、私の仲間である狼男、ブラックドック、ドッペルゲンガーなんかもその類だろう。
精霊は、そうだな。
森の精霊とも呼ばれる、エルフ、姿かたちは違えど岩や土に由縁のあるドワーフなんかもその類に入るだろう。

なに、自分の種族がどこに入るかわからない…全く困ったさんだね。
そんなときは気軽に私に聞いてくれたまえ。諸説あるが自分の見解のもとに組み分けすることもできるのでね。


【寮】
うちの寮は４つある。
大半は種族によって分けられることも多いんだがね。

まずは日本妖怪が多く組み分けられる
【大蛇寮】
寮長、寮監共に日本妖怪の有名どころか努めているね。
なに、頑張れば君もなれるんじゃないかな？

そして次に西洋妖怪が多く組み分けられる
【一角獣寮】
別名ユニコーン寮とも呼ばれているね。
神聖な名前からは想像できないほどに闇の住人率が高…いや、何でもないよ。

さて、次は…そうそう精霊・妖精達が多く組み分けられる寮
【精霊寮】
名前のひねりがないだって？代表する者が精霊達なんだからしょうがないだろう。
エルフ、サラマンダー、ウィル・オ・ウィプス
自然を司る彼等は実にいい奴等だと思っているよ。贔屓？そんなことはないさ。


あぁ、そうだ忘れていたよ…重要な役割を持つ彼等の寮を。
【透明寮】
此処に組み分けられるものは３つの種族の中でも変わり者が多くてね、種族なんて枠を気にしないような連中さ。
そんな彼等は３つの寮のいわば中立という立場を担っているんだ。
生徒会、と呼ばれる役職につけるのは此処に組み分けられた者たちの特権だよ。
まぁ、寮監と生徒会担当を兼任している奴も…言ってしまえば、相当な変わり者なんだがね。

【寮対抗イベント】
私が主催…まぁ、生徒会連中にも手伝ってもらったりはするんだが。
月に一度行われる寮対抗の戦闘イベントさ。
まぁ、これのルールは兎に角イベントによりけりで変わってくるから余り細かい事は言えないが…
そうだな、勝った寮には食券やら寮設備を整えるやらなんて様々な賞金があるわけだよ。