春日珠紀 2016-04-04 12:45:04 |
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あー…、まあ、あんま気にすんなよ、(頭ぽんぽん、)
お前は、俺が逃げるとでも思ってんのかよ。…別に、特別になにかしなくても、お前がそばにいるだけで十分幸せはもらってる、(ふん、)
当たり前だ。お前は、俺様がいねーと何にもできない泣き虫なお姫様だからな、(にしし、)
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な、い、いいい一緒に寝るってお前っ、
( 顔の熱を冷ますかのように、別のことへと思考を移し。例えば、この家に住むもうひとりの少女をどう説得すればいいかとか、親への言い訳はどうするかとか。ぶつぶつと、呟いていればふと耳に入ってきた言葉に、体を固まらせ。ぐるり、と体を向け、せっかく収まりかけていた熱を再度、顔に集めながらがしり、と彼女の両肩を掴み、「待て、早まるな。こういうことにはな、順序っつーもんがあんだよ」彼女が発した言葉がそれほど深いものとは考えもせず、説得させるかのような言葉を紡いで、)
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