風人 2016-04-04 04:41:02 |
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久しぶりに小説『踊る大捜査線 THE movie 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を読むと松本清張先生の『砂と器』と東北弁があった。
近年は作品同士がネタとしてリンクすることはある。オマージュやパロディとしても。
ただ『レインボーブリッジを封鎖せよ!』で警察の官僚社会の難しさ。
現場を知らないキャリア、官僚の難しさを知るノンキャリア。
『踊る』はサラリーマン警察という形で描いているのでいくぶんのフィクションはある(笑)。
いまになって思うけどキャリアにも有形無形な犠牲はたぶんにあるでしょう。劇中で室井さんは新城さんや沖田さんに一度は見下されながらも現場を知るキャリアという形で見直されていく。
階段を上る間にもセピア色の思い出や青春さえも現実に棄てているキャリアいるんじゃないかな。
『パトレイバー2』の課長代理をつとめていた南雲さんもまた柘植学校でのことやかつての部下たちが去った特車二課に思いを馳せるように。
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