風人 2016-04-04 04:41:02 |
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『水木サンの幸福論』、紙芝居から貸本漫画家そして漫画家へと紆余曲折を経る水木しげる先生。
その間に奥さまと一緒になり長く貧乏生活を過ごしながら時に出版社にいいようにあしらわれたりぶつかり合ったりの繰り返し。だけど和解もある。
だけど戦後の時代を水木しげる先生の目を通すと生きることもたたかいということでしょう。
水木しげる先生自体が作品に凝り性なために作画やディテールに凝り〆切に追われる。
でも水木しげる先生の画は他の漫画家さんには見られないくらい細部に凝ってる印象はある。キャラ自体はマンガ的だけど背景の細かく自然や家屋の寂れた感などはいまも記憶にある。
『鬼太郎』がアニメ化されたことで忙しくなりやや今度は忙しいことで家庭内に不協和音があるがそちらは奥さまが書かれた『ゲゲゲの女房』に詳しく書かれている。
あえて水木しげる先生がそちらに触れてないのはグチっぽくなることを避けたかもしれませんね。
仕事を何本も抱える生活から一旦抜けて貧乏生活から学び余裕ある仕事に配慮し自分の“水木サンのルール”を思い出す。
妖怪関連の本や生い立ち、戦争時代の本を出し世に再び認知や理解される。
そして水木しげるロードへといたる。
なかなかできることではない。
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