風人 2016-04-04 04:41:02 |
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小説『サイボーグ009 完結編』二巻の007を主役にした「幽霊劇場」、あとがきによると生前の石ノ森先生が残したのはタイトルだけ。
それ以外は著者で息子の小野寺丈氏によるもの。
舞台や劇団を手掛けるだけある舞台や役者についての描写は細かい。
だけど一方では007・ブリテンについてはやはり『009』のキャラであり006・張々湖にならぶコメディキャラながらブリテンの背景は役者。
小野寺丈氏が『009』についての知識や読書などは不明ながらたぶんにブリテンのキャラを理解しながら役者として重ね合わせ時に共感、時に突き放しながら書いたとも想像できなくもない。
役者稼業は華やかな反面、一方では役者は落ちぶれた時は酒に溺れる日々。ブリテンのキャラはコメディではあるが内面は意外なくらいにシリアス。
舞台をイギリスに移し展開していく。
ちなみに映画『RE:SYBORG』ではコメディな面影はほぼ一切なくKGBのスパイ(?)になっててコメディキャラのブリテンはどこいった!?と驚く。
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