風人 2016-04-04 04:41:02 |
通報 |
小説『オーラバトラー戦記』主人公ジョグが少しずつバイストン・ウェルに慣れていくのはヒロイックファンタジーの様相。
だけど富野由悠季氏の本なので随所に過去への振り返り、現在への葛藤などがあらわ。
これは『ガンダム』シリーズにも多く見られ『イデオン』にもある。だけど流れ流される状況のなか主人公は常に選択を迫られる。
80年代頃の富野さんのスポンサーの意向もあるにせよ血気盛んなところは読み取れる雰囲気。
ショット・ウェポンがアニメ『ダンバイン』とちがうところあるけど日本人をバカにする人物として書かれてるのは『ガンダム』世界の日本文化にも通じる。
富野由悠季氏はアニメでは触れないけど小説版では宇宙世紀だろうが『オーラバトラー戦記』だろうが海外から見た日本の風習や文化をそれとなく残している。
富野氏なりの日本人観もあると思う。あるいは戦時中の生い立ちなどからでしょうか?
トピック検索 |