主。 2016-03-05 16:02:01 |
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・刀剣乱舞
鶯丸と歌仙 (鶯丸視点)
すっかり新緑の季節か…茶が美味く感じる。( ゆるりとした午後の時間。本丸の縁側で葉桜に変わった庭先の木々を見つつ、掌のお茶を飲んでは一息つき。すぐ隣では柏餅を用意してくれた割烹着姿の歌仙が同意するように頷いて『満開の桜も良いけれど、葉桜もまた違った良さを感じるね。実に雅だ。こうして人の身を得れたのも、今では悪く無いね』と、目の前の風流な景色をウットリした様子で眺めており。己は初夏の陽気に当てられながらも盆に載せられた柏餅を一つ手に取って。弾力のある白いそれを齧れば、控え目な甘さの餡が口に広がり。さすが主から常々炊事当番を任せられている一振りだと思いながらも、先のその彼の言葉に 人の身 と心中で反芻するかのように呟けば。ふと、そこでまだその身を得れていない兄弟刀を思い起こしてはお茶を啜りつつ、一等大切に想う相手が早く此処へと来ることを期待した意味も込めて )
嗚呼、そうだな。早く人の身は良いものだと、大包平にも教えたいものだ。
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