主。 2016-03-05 16:02:01 |
|
通報 |
・同上
……。
( 生理現象からではなく悲しいと言う感情から来ている涙を見れば、どの言葉なら聞き入れるだろうかと考えて一旦何も言わずに瞳を閉じると沈黙を返し。静まり返った夜の中、夜行性の鳥が紡ぐ音を聞きながら上手い具合に相手の耳へと入る言葉を探して。こう言う風に誰かを慰めることは、己ではなく他の伊達の二振りが得意だと改めて思うものの、今は二人して遠征に出ている為に任せることなど出来ず。ならばと、不器用なら不器用らしく下手に言葉を取り繕うよりかはそのまま素の言葉を投げる他しか無いかと考えを纏め。そのため伊達家に居た頃、水戸や皇室へと二振りが行ってしまい、自身が置いて行かれたと勝手に感じていたあの時の心情を思い出しては、再び瞳を開けて言葉を返し )
……置いて行かれる気持ちは分からなくも無い。だが、お前はそれに怯え過ぎだ。
| トピック検索 |