?? 2016-02-16 19:04:26 |
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>>ひらの
(華美でない藤色ワイシャツの衿元にはネクタイ代わりの黒いリボンを蝶々結び、下にはそれに合わせる様に黒のスラックスを履き。紺のベストへさっと腕を通せば、必要最低限の物を引っ掴み慌てて家を飛び出して。付ける間も惜しかった白手袋を指に通しつつ、考えるのはひらのとの約束のことで。ちらりと見た腕時計、このままでは約束の時間をほんの少し過ぎてしまうが、急げば何とか間に合うだろうか。彼を待たせるのは申し訳なくて、早足は更に加速。時間は厳守すべきもの_それが分かっていながら実行出来なかったのは、己が怠慢のせいだ、最近変に浮ついていたせいだ。常に堅実でいなければ…。晴天とは真反対のじわじわ迫り来る暗い自己嫌悪に思考を侵されながら、それでも足は一切止まることを知らずにいて。横断歩道まで来れば、素早く周りへと目を遣り目的の人物を探し。ふと視界の片隅にクリーム色が映れば、見定めて考える間も惜しく、直感的にそれへと足を向け僅かに呼吸早くしつつも軽やかな足取りで駆け寄って。)_待たせてすまない、ひらの。
ああ、その…何だ……ひらの、お前の言葉、嬉しく思う。読みながらもつい胸が熱くなって、頬が緩んでしまった(照れ混じり微苦笑、) 加えて二つほど、言いたいことがある。先ずは、俺のロルを褒めてくれてありがとう。元々自分の文章があまり好きではなかったのだが少しだけ…自信が持てた気がする。それと、だな…実を言うと、俺もお前のロルに憧れていた。お前の文章はすらりと流れる様にまとまっていて、言葉選びや並べ方も綺麗だと思う。今どう動いているのか、それをしっかりと伝えてくれる良いロルだと感じる。
…さて、此方の俺はそろそろ失礼するぞ。どうにも言葉が止まらなくて、お前に迷惑を掛けてしまいそうだからな(苦笑、) 去る前にもう一度だけ言っておく。…ありがとう、ひらの。
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