主 2016-02-16 18:38:10 |
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(腕を回されるとふわ、と漂ってくる相手の匂いと、それに混じった血の匂い。それに何故か心地よさを感じてしまう。そんな自分に気づくといつも空いている口をきゅ、と閉じて。やっぱり僕なんか変だよなぁ、と。ただそんな自分を認めたくない。認めたら駄目な気がするから。相手の手を掴むと、相手の方を向き、元気な笑みを見せて。ふと聞こえてきた言葉。良く野球の練習で怪我をして帰ってくる為、見慣れているが、考えてみれば救急箱を出してくれるのは大抵三男か母。居間にあるのは確実だが、その何処にあるのかはよく分からなかった。こんな時に限って家族が居なかったらどうしよ、なんて考えるがその時はその時で片っ端から探すしかない。「んとねぇ~……よく分かんない!いっつも母さんかチョロ松にーさんが出してくれるから!」と。
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