F 2016-02-13 22:23:08 |
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はいはい、お嬢様。落としはしませんって。( 可憐なレディと称する相手にフッと笑みを零せば、その軽口に軽口を返していき。しかし言葉だけではまるで口論をしているように見えてしまうが、実際にはそんな刺々しいものではなく、むしろ自身の声は最初の頃よりも柔らかいもので。割と少女とは気が合うのかもしれないと考えて迷夢の森を進んでいれば__不意に、ザワリとした言いようの無い寒気が肌に突き刺さっていき。咄嗟に少女を背負ったまま横へと飛び退けば、自身がいた場所の木が後方から突っ込んで来た何かの影に折られていって。バキリとした嫌な音。数秒反応が遅れていたら折れていたのは自分達の骨であっただろう。その影を目で捉えれば「──チッ、モスボアか!」一つ舌打ちを零して片手で銀の銃を引き抜き、緑の苔を乗せた自身よりも一回り大きい猪型の魔物へと銃口を向け。背中の少女を振り落さないように「良いか、しっかりと掴まっていろよ」とあらかじめ伝えれば戦闘体勢に入っていき。)
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