提督 2016-02-09 10:22:55 |
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そうだな…青葉の言う通りだ、この気持ちに決着をつけられるのは私だけ…葵にそっくりな青葉とこうして出会ったこと、それは私自身が現実と向き合うべき時がきたということなのかもしれないね…青葉、ちょっと待っててくれるかな?(自分が求める答えを相手は持っていない、どんなに姿形が似ていても相手は青葉という別の存在で死者が蘇った訳ではないのだから。ならば答えの所在は自分の中にしかないと頭で理解するだけでなく確かにそう納得をすれば一旦店の奥へと引っ込み)…青葉、君にこれを…葵が生前ずっと愛用していたカメラだ。大切な人が出来た時にこれを引き継いで欲しいと頼まれていてね…そして幸せな瞬間を1つでも多く残してくれたら、と…青葉が幸せに安心して過ごせるようにこれからは私も少しでも多く笑えるようにするから、だから、葵の遺志を継いでくれるかい?…私は正直写真を撮られるのは苦手なんだけどね…(しばらくして少し古びたカメラを手に戻ってくれば、そのカメラに込められた意味を説明し、それはつまり少しでもこれからの人生を前向きに笑っていけるようになりたいという意思表示で)
青葉…すまない、青葉がここにいてくれることが嬉しくてたまらないのに私はそれでもまだまだ青葉を通して葵を見ることをやめられそうにないんだ…理屈では別人とわかっていても…青葉の望むお父さんのままではいられなくなるかもしれない…そんな私とこれからもここで暮らしてくれるというのかい?(相手への想いが今や娘としてなのか亡き妻の面影への未練なのか、はたまたそれ以外の何かなのか…わからなくなりつつある。そう素直に明かせばこんな自分とでも一緒に暮らしてくれるのかと不安がありながらも、今更離れたくない想いが溢れていて)
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