メモ用紙 2016-02-01 17:33:16 |
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あの列車はもう動く事は無いだろうね、僕達が再び談笑をする事もないさ。
強いて理由を一つ言うならば、疲れてしまったんだ、自分の力量のなさにね。誰も満足させられていないとそう思ったんだ。
それでも僕はたくさん頭を捻ったよ、たくさん思考を巡らせてアイデアを絞り出したんだ。でも限界だったんだ。
許してくれ、君が最後まで彼を呼んでいたのは知っている。僕は無視をした、固く目を瞑って見ないようにした。ごめんね。
あれから数年が経ってふと思い出したんだ、君達の事を。懐かしいだなんて言えた口じゃないね。こんな僕と、僕達と関わってくれて有難う。
君達は僕の誇りだよ、僕の大切な宝物だ。いつかまた、何処かで出会えたら、僕は黒猫となってゴロゴロするよ。
ただ、そうならない事を願うよ。
それじゃあどうか、この数年越しの謝罪が君に届かない事を願って、さようなら。
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