(彼女の歩む道と、それから程なくして聞こえた声を追った先に白猫の姿を自らの目にも確かめると、深く溜め息を吐いた)……面倒かけさせやがって。そいつ、怪我は少ないみてえだが…病院とか連れてくのか。(そんな提案を何気なく零す。見たところ、猫は死にかけても弱ってもいないようだったが)……それほど深刻じゃねえなら、一度部屋に戻るか。…あんたに任せる。