(取り付けた時刻のきっかり十五分前、書物庫に既に居た相手にきょとりと目を瞬かせ。「……随分と早いのだな」と思わずこぼすも、仕事を始めるのに早すぎて悪いことは無かろうと小さく息を吐いて懐から一枚のメモを取り出して。女王の字で十数冊のジャンルのばらばらな本のタイトルがリストアップされたそれを相手に渡し、「いかに平民でも字は読めるな?」と嫌みではなく純粋に確認を取り)