どこかの執事さん。 2015-12-25 00:08:49 |
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……そうですか(思っていたものとは違う返しが来て瞬きを数度するものの、その答えにそれほど悪い気はせずいつも通りの声色で述べ。「それ以前に思いっきり笑うなんてここ何年無いですから、かなり難しいでしょうね」最後に大笑いしたのは何時だっただろうか、思い出すように無意識にとんとんと人差し指を動かしてもすぐに記憶は出てこず。「ありがとうございます、ですが、少し考えこんでしまっただけですので……」心の奥底の何かに気づきそうになり。どちらかと言えばその言葉はまるで何かを恐れているかのような声の大きさこそいつも通りに近いものの弱々しい声で、自分に言い聞かせるように呟いて。「はい……、そんなところでお辞めにならないでください。すごく気になるのですが……?」
若干首を傾げながら観察するようにじっと見つめては述べ。)
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