どこかの執事さん。 2015-12-25 00:08:49 |
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("我慢する"その言葉に昔から彼はそうだった、と苦笑して。長い廊下を通ってようやく使用人部屋へと辿り着けば準備をして食べ始めて。今日はご夫妻はお休みであるから来客等で借り出されることもないため特別仕事が多いわけではない、忙しいのに慣れすぎた所為かのんびりとする時間はなんとなく落ち着かず、食後任された書類整理もさほど時間を稼がさせてはくれないようで呆気無く終わってしまえば溜息をついて。「暇なんてあまりないのですから贅沢な悩みですよね……おや、」ぼそりと独り言を言っていればいつの間にか現れたこの家の飼猫が現れ。それを抱き寄せて膝の上に乗せながら「一緒に坊ちゃまを待ってくれるんですか?」なんて呟きながら撫でて。)
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