杉下右京 2015-12-09 14:56:45 |
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『相棒』シーズン2は浅倉録郎によって幕を開け幕を閉じるところが印象的。
脱走したのはいけないけど浅倉が犯罪者と言えど人権もあり親友である亀山薫を頼る一面もある。
特命係はシーズンが始まる前後は解散してたり上層部から疎まれたりと災難。
小説版はあとがきが一冊ごとにスタッフや関係者によって記されて中身がまた濃い。
二時間ドラマのクオリティを一時間ドラマに持ち込むチャレンジをしてるという意気込みが感じられる。
水谷豊さんの“変人ぶり”も長くシリーズを支えてる恩恵や努力もうかがえる。
脚本家もこんなトリックをしてみたいやってみたいと毎回、思考を捻る努力をしてる。
トリックももちろんだけど、先にも書きましたが私としては物語に見える人間関係人間模様が印象に残る。
小野田公顕のように右京を認めながら時に不本意ながら頼る官僚もいれば大河内春樹のようなひそかに男色の同性愛者の官僚もいる。特命係を利用してる一面あれば深い内からは信頼してる大河内春樹みたいな官僚もいる。
特命係がシリーズ全体を通して官僚や警察上層部にとっては疎ましい部署にも関わらず切っても切れない関係にあるのは右京の手腕によるところも多々あると思うけど、そこに右京の相棒としての存在は見え隠れするとも言える。
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