✕　御遊戯　✕[Bl . 戦闘 . 学園]

> 暁ちゃん ､

正直 ､ 駄犬の戦争見てる方がスキなンだけどね ｡ . . ふ ､ 標準語ンなってるよ ｡ ( 彼の声音から発せられる標準語は久方振りに聞いたが為か鼓膜に違和感残して ､ 大人しい笑みと共其れ指摘すると ､ 投げられた二択に悪戯っぽく唇緩めた後 ＇何方かなァ ? 何方だと思うの ? ＇だなんて ､ 額同士触れ合わせると ､ 鸚鵡返し掛ける声は甘さ帯びて ｡ )


> 久野 ､

ッと ｡ . . 引き分け ､ ねェ ? 其れ ､ 負け犬の遠吠えにしか聞こえないンだけどなァ｡ ( 身体離そうと試み迫る両手半身捻り躱すと尚も苛立ち煽る台詞並べ立てつつ ､ ＇危ないなァ ｡ 俺が怪我したら如何すンの ? キミの顔の傷とは格が違うンだよ ? ＇ 何て ､ 此処ではさして問題とすら取られぬ行為咎めて見れば ､ 柔く握った拳で緩和に彼の額小突き ､ 其の様まるで子供を叱咤するようで ｡ )


> 深水センセ ､

本当だよねェ ｡ キャンキャン言っちゃって ､ 駄犬ばッかりだよ ｡ ( 保健室の扉開くと其の身体に目立つ傷は何一つ無く ､ 飄々と彼の横へ椅子運べば日向ぼっことでも言いた気な位置陣取って ｡ ＇あ ､ 失礼しまーす ｡ ＇と今更ながらの社交辞令紡ぐと ､ ほんの些細な赤筋走る細い指先一本掲げ ､ もう判るだろうと促すよう顎で薬棚示し ｡ )