ただの傘、って――、つまり、あんまり信じられないけど傘が長い年月をかけて妖怪になったって事?(半ば半信半疑で問うたそれにまさかの返事が返ってくれば、同じようにして相手の持つ番傘へと視線移動させ。そうして視界いっぱいに赤を映しながら考えた結果、にわかには信じられぬし、信じてはいない一つの結論へと導かれ。ぽつり、確認するように言葉落とし視線また相手へと向けて)