ヒーローと日本刀【非募集】

うむ！ 今日は一番風呂だな！
(いつものように相手の空いている手を取っては満面の笑みを見せ、指を絡めつつ並んで風呂場まで歩き出し。そのまま廊下を進んでいると、相手の言う通り部屋からハロウィンの仮装について賑やかに話し合う数々の声が聞こえたため、ふとしたように視線を相手へ向けては「……そういえば、お前は何にするか決めたのか？」と緩く首を傾げ、風呂場へと足を踏み入れて)

(/なんと……これはもう黒猫ちゃんにするしか…！？()

そのつもりでしたので、問題ありませんよ～(´∇｀)
朝からハロウィンというのも、きっと疲れてしまうので……ざっくりですが、午前中は準備、午後からぼちぼち始めていく感じで大丈夫ですかね…？)

まだ決めてないんだよねー…あ、めいどふくは着ないよ。
(脱衣所につき相手の問いに答えながら服を脱いで腰にタオルを巻くと、耳飾りを外したり髪を解いたりといつも通り入浴の支度をし。それから浴室へと足を踏み入れては、定位置の風呂椅子に腰を下ろしちらりと相手の様子を窺いつつ「…着てほしいのとか、ある？」といつぞや現世でデートした時と同じ台詞を口にして。)

(/ じゃあ黒猫にしますね( ΦωΦ )

かしこまりました〜！
背後様はなにか他に決めておきたいことなどございますか?? )

……清光なら何でも似合いそうだが、黒猫とかが似合いそうだな！
(入浴の準備をしながらメイド服は無しだと聞けば「なしか～…」なんて残念そうに小さく呟くも、次の相手の問いかけには現世でのデートを思い出したのか驚いたように軽く目を見開き。それから椅子に腰掛けつつ口元に手を添え数秒程考え込むと、ぱっと相手へ向き直り一つの案として黒猫を提案してみて。この自分の意見が反映されるとまでは考えていないのか、最後にふと目を細めて「きっと可愛いと思うぞ」と告げながら相手の頭をぽふぽふと軽く撫でると、一足先に頭を洗い始め)

(/うふふ～…楽しみです♡()

今のところはないので、大丈夫です！
また思いつき次第ご連絡します～( ¨̮ ))

黒猫かー…。
(具体的に提案されれば一瞬きょとんとした表情を浮かべるも、口元に手を添え少し俯きがちに考え込むと実際に自分が黒猫の格好をしているところを想像して口ごもり。当たり前のことながら気恥ずかしさはあるものの、メイド服に比べれば多少はましに思えるのか、ふるふると頭を振り顔を上げると「まあ…候補には入れておくかなー」と前向きな返答して自分も髪を洗い始め。)

(/ かしこまりました！それでは一旦失礼しますね(* ॑꒳ ॑* )⋆* )

では、後は当日のお楽しみだな！
(相手の言葉に ぱあっと表情を明るくさせては、なんとも楽しげに笑い声をこぼし。自身の頭を洗い終えた後、慣れた様子で相手の後ろに椅子をずらせば、軽く声をかけてからその背中を洗い始め「皆もとても楽しみにしていたが……何に扮してくるんだろうな？」などと問いかけつつ、背を丁寧に洗い流し)

(/はーい！ではでは、こちらも失礼致します～)

粟田口は一期さんが張り切ってたし、他の刀派も短刀がいるところはかなり気合い入ってるみたいよ。
(背中を流してくれる相手に礼を言いつつ相槌を打つと、今度は自分が相手の背後に回り泡立たせたスポンジで背中を洗い始めて。泡を流し終えて再び椅子の位置を戻すと、「大部屋飾り付けたり、配るのとは別にお菓子用意したいし……ハロウィンパーティーは午後からでいいよね？」と打ち合わせをしながら湯船へと移動して。)

あぁ、それで頼む。その方が、皆もゆっくり準備ができそうだしな。
(背中を流してくれた相手に礼を言ってから立ち上がれば、その話に頷きつつ一緒に湯船へと足を進め。そこでゆったりと肩まで沈めては、目を伏せつつ深く長い息を吐き「気持ちいいなぁ…」と背をもたれて脱力し、相手の方へ緩んだ顔を向けると隣へおいでと言わんばかりに手招きをして)

最近肌寒くなってきたし、ちゃんとあったまっておかないとねー…。
(相手と同じく肩まで湯船に浸かっていたものの、手招きされればその隣へと移動してゆっくりと肩に頭を凭れて。ぴったりとくっついていると湯の温もりだけでなく相手の体温も直に伝わってきて、リラックスした様子で表情を緩めると相手の肩にわずかに擦り寄りながら「主、風邪とか引いてない？大丈夫？」と気遣うような言葉を口にし。)

俺はこの通り元気だぞ！ 本当に、清光は相変わらず心配性だなぁ…。
(相手の問いから優しさが伝わってくれば嬉しそうに頬を緩め、こちらからも軽く体重をかけるように寄り添った後愛しげにその頬を撫でて。そこで不意に表情を曇らせたかと思えば、頬を撫でる手をピタリと止めて「そういうお前こそ大丈夫か？ 最近は人数も増えてきたし、色々と負担をかけているんじゃないかと心配なんだが……」と眉尻を下げては、心配そうに呟き落とし)

だいじょーぶ。確かに仕事は増えたけど、皆手伝ってくれるし。
(不安げな相手の表情を横目で見ると安心させるようにへにゃりとした笑みを浮かべて、頼りになる仲間たちの顔を思い浮かべながら答えて。いつものように水面下で相手の手をとり指を絡ませては、「こうして主とふたりっきりの時間も確保できてるし、疲れなんていくらでも癒せるよ」とひどく嬉しそうに口元緩めつつ付け足して。)

……そうか！ なら、これで―
(相手の笑顔に釣られて表情を明るくさせては、こちらからも指を絡めつつ何やら閃いたように相手の顔をじっと見つめ。徐に顔を覗き込むように身を寄せたかと思えば、そのまま触れるだけの口付けを交わし。数秒たっぷりと唇を当てた後、ゆったりと顔を離せば「…もっと疲れが取れると良いんだが」と気の抜けるような笑みを零してから、そろそろ出ようと相手の手を引いて立ち上がり)

─…あ、あのさ。
(繋いでいない方の手で口付けられた唇に軽く触れつつ相手の後について脱衣所に上がるも、身体を拭いて着替えをしている最中もそわそわとどこか落ち着かなげに時折相手に視線を遣り。髪を拭きながらとうとう声をかけると、タオルで表情を隠しつつも鏡越しに相手と視線を合わせて「……久しぶりにいちゃいちゃしたい」とか細い声でつぶやいて。)

―っ……俺もしたい！
(着替えの最中感じる視線を不思議に思っていたところ、相手の素直な言葉が耳に入れば大きく目を見開き。しかし どうしようもない喜びやらときめきやらが湧き起これば、着物の帯を結び終わるなり相手を勢いよく抱き寄せ表情を緩ませて。それからすぐに少しだけ身体を離すと、小さく口角を上げながら「早く戻って、沢山いちゃいちゃしような……？」と内緒話をするかのように呟き、軽く手を引いて)

っ……うん！
(相手も自分と同じ気持ちでいてくれたのだと思うと自ずと口元が綻んで、指を絡めて手を繋ぎ直すと洗濯機にタオルを入れてから脱衣所を後にして。途中、風呂場へ向かうのかすれ違った粟田口の面々に冷やかされれば、繋いだ手を堂々と見せびらかしながら「いいじゃんたまには、俺が主を独り占めしたって」と悪戯っぽく笑ってみせて、そのまま真っ直ぐ自室へと戻り。)

最初の頃は、もう少し恥じらいがあった気がするが……いい意味で成長したなぁ。
(相手の堂々とした言動を嬉しく感じながらその様子を見守っていたものの、その場を通り過ぎれば当初のことを思い出したのか楽しそうにくすくすと笑い声を零して。それからすぐに部屋につき足を踏み入れると、その手をそっと解き、一足先に布団の上に胡座をかいて相手の方へ顔を向ければ「……おいで、清光」と柔らかく微笑みつつ、軽く腕を広げて見せて)

一年も経てばこれくらいね。
(相手の言葉を聞いて以前の自分を思い出せば、じわじわと込み上げる羞恥心に頬を淡く染めて。相手がこちらへと腕を広げれば、躊躇いなくその腕の中へと飛び込み背中に腕を回してしっかりと抱き締めて。風呂上がりで普段よりも少しだけ高く感じられる相手の体温が心地好く、その肩口に頬擦り寄せると「千秋」といとおしげに名前を呼び。)

ん、清光……。
(相手が飛び込んでくれば離すまいとその腰周りをしっかりと抱き寄せ、相手の後頭部に手を添えればゆったりと髪を撫でて。しばらく相手から伝わってくる温かさに心地良さそうに目を伏せていたが、徐に軽く身体を離して顔を向き合わせては「さて、次はどうする…？」と焦らすように意地悪く口角を上げて見せて)

んー……、こうする。
(相手にリードされることが多かった分次にどう触れて良いかがわからず、意地悪な笑みを前に暫し途方に暮れた様子で悩んでいたものの、不意にぱっと破顔すると相手の手を取り指先に口付けを落とし。そのまま手の甲、掌、手首へと順々に口付けていけば、すっと視線を上げて相手の様子を窺いつつ「ね、どう？どきどきした？」と悪戯っぽく微笑んでみせて。)

ど、どきどき…した、ぞ……。
(擽ったくも焦らされているような感覚がどこか心地よく、相手の唇が己の手に触れる度に小さく反応すると終いにはじわりと耳まで染め上げてしまい。空いている片手で口元を軽く覆い隠しつつ呟いた後、再び相手に向き直り射抜くような視線をやれば「―お返しをしなければな」と薄ら笑みを浮かべ、相手の肩を押して布団の上に倒しては、覆い被さるように手をつきその首筋に顔を埋め)

ふふ、可愛い。……わ、
(初々しい反応がいとおしく くすりと笑み零しつつ言葉を返すも、直後布団の上に押し倒されれば目を丸くしきょとりと相手を見つめて。それから相手が首筋の辺りに顔を埋め始めると、擽ったそうに身を捩りながらも薄ら口元に笑みさえ湛えて「…俺のこともどきどきさせてくれるの？」とまだまだ余裕そうな声音で答え。)