>>Ms.White (文字の世界より意識を浮上させる声の主へと視線を向ければ見知った同期の顔。彼女の言葉の続きは待てど暮らせど紡がれる事は無く、同じ寮の30名程度しか居ない同期に5年目ともなって覚えられていないとは些か漏れ出る苦笑を飲み込みつ、膝上に広げた本を閉じ徐ろに立ち上がり。ローブに付いた芝を払いながら「ー…邪魔なら退くわ、Ms.White」と言葉を紡いで。)