>守沢さん (自室に戻り箪笥から出してきた内番用の着物と袴に着替える途中、身体のいたるところにあったはずの傷や痣が無くなり痛みも引いていることに気付き。嬉しさの余り手早く着替えを終えると鏡台の前に座り込み、髪を丁寧に梳かして結い直せば早く感謝の言葉を伝えようと手入れ部屋へと急ぎ。慌ただしく手入れ部屋の戸を引くと、「主!」と相手の背に呼びかけて。)