GM 2015-10-11 04:05:44 ID:3dd3b643f |
|
通報 |
スリの若者は、非力でトロそうな女を狙った心積もりが、ものの見事外れたことに愕然としていた。
人垣に邪魔をされたこともあったが、脚力には自信のある自分がこうも簡単に追いつかれるとは夢にも思わなかったのだ。
まずい!と振り返った時には既に遅く、獲物に飛び掛るように地を跳躍した桃色髪の女の顔が目前にあった。
どかん!
そのまま跨られるような形で押し倒され、片腕で気道を塞がれる。
思わず「ギブ!ギブ!」と地面を叩いたところで、若者はどうにか解放された。
「ご、ごめんなさい!許してください!お金がなくて困っていたんです…!」
地面に頭をついて平伏しながら、大声で謝り続ける若者。
騒ぎを聞きつけた周囲の人々が、眉間に皺を寄せながら事の顛末を見守っている。
すると、人垣の中から黒いスーツにサングラスという出で立ちの、いかにも治安・法執行機関に所属していそうな 長身の男が歩み寄って来た。
「君たち、怪我はないか?」
(/この黒服にロルを返してください)
| トピック検索 |