ぬし 2015-09-15 17:45:25 |
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>華月君
…誰かと思えば華月君か。おかえりなさい。
(何を考える訳でもなくただ浮かべていた思考が不意に聞こえた声によって引き戻される。声の聞こえた方向へ顔を向けてみれば其処には顔見知りである相手の姿。こんな夜更けに外出したら危ないよ、とは思うもののきっと相手も自分同様、時間潰しでもしていたのだろう。短く息を吐いてからにこりと目を細めれば一先ず上記返し。その後相手からの問いかけを思い出しながら首を傾げれば「夜更かし…になるのかな。なんだか目が冴えちゃって」と言ってから困ったように眉を下げ、肩を竦めて。
>壮馬君
……壮馬君も眠れないの?
(玄関口へと向かう最中ふと食堂から零れる光を視界の端に捉えると消し忘れだろうかと内心小首を傾げながらくるりと方向転換をし。いざその場所へたどり着いた瞬間、聞こえてきたのは静かだからかやけに食堂内に響いた相手の呟き。なるほど、自分と同じ状況であるとわかれば相手を脅かさないようわざと小さな足音をたてて相手に近付き、そのまま声をかけて。「もしよければ、眠くなるまで一緒に居てもいいかな?」屋敷内とはいえこんな夜更けに相手を一人置いていくのは気が引ける。何より自分だって何か目的があるわけではないのだ、無意味に時間を消費してしまうくらいならば相手の傍に居て眠れるよう協力してやるべきだろう。そう思い提案してみれば相手の反応を待ってみて。
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