>麗 ――…よくやるねぇーキミも。そんなに自分を着飾ってなんになるって言うの? (床にごろんと転がり、お気に入りのロープをぐるぐると回して遊んでいた。相手が自分を称賛しているのはいつもの事。お洒落や美しさなんて、最大限まで自分を傷つけ貶めることに興奮を感じる自分にとっては最も必要のないこと。その為何気なくそんな事を口にすればねっ転がったまま首を傾げた。