主 2015-09-11 16:12:34 |
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>大湊
――あれぇ?……霧ちゃんおはよ!
(まるで先程の相手の言葉に応えるように、伸びをしつついつも通りの、不気味だがどこか楽しそうな笑顔を浮かべ二階から現れた。相手の姿をとらえると急いで相手の居るソファに駆け寄り、あいさつ代わりの敬礼をすると相手の直ぐ横に座って。「それより…こんなトコでなにしてるんだい?」そう尋ねると首をかしげた。
>ALL
――んー…へへへ……やっぱりこれだよねぇ…?
(台所にて。何時もの如く笑顔を浮かべ機嫌よさげに鼻歌を歌いながらお気に入りの銀製フォークを布で磨いていた。暫く経ち、布を置きフォークを見つめると満足げに笑った。このフォークは自分がかれこれ数年愛用しているものだ。しかしその用途は『食べ物を食べるために使う』というわけではなく『自分に傷をつけるため』だが。最近ではフォークでは満足できなくなってきたが、決して手入れは欠かさない。「いつ使えるか分からない…からね…?」そう呟くとそのフォークにかるく口づけをして
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