小味渕 2015-08-27 21:50:04 |
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【常識】【非常識】の定義は非常に難しいものです。
仮に、家庭内での常識を比べてみると、【夫】と【妻】では微妙に違うところがあります。
北の方のお嫁さんを貰った九州の旦那さんの違いは、【妻】は夫を尻にひき、家庭の中では女王のような立ち位置に自然となります。女がしっかりする。これが北国の常識です。なぜなら、冬場夫たちが出稼ぎに行っていた時代の名残だからです。
母親や、そのまた親たちがそうしてきたように子供に受け継がれてきています。
ところが、九州では逆です。亭主関白が昔から受け継がれてきた夫婦関係のありかたです。
この2人が結婚すれば、当然ながら摩擦はおこります。
夫婦はお互いに協力し合って家事育児をするものだと思っている(夫婦は対等)人と、とりあえず「俺」に判断を仰げ、と思っている人とに分かれます。
どちらも育った地域環境、家庭環境により作られた【常識】です。
時代の流れと共に【常識】の在り方も変わってきました。今の時代亭主関白は希少価値かもしれません。
つまり、生まれ育った地域と家庭環境によって、その人の考える常識が微妙に違うのです。
違うからと言って全てが非常識と言う事ではありません。理にかなった新しい常識もあります。
端から見れば「常識のない人」と思う様な人もいますが、その人にとっては今までそれが【常識」という家庭で育ってきているので、いくら正論をぶつけても理解に苦しむでしょう。
赤信号 みんなで渡れば 青信号
という言葉遊びがありますが、これを「常識じゃん。車が来なきゃいつも赤信号で渡ってるし」と思うか「車が来なくても赤信号は止まれでしょ。非常識だわ」と思うかは、その人の育った環境によると思います。
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