>モノクロ …じゃ、俺はこのへんで (獣に向かって槍を振り、どこか陰のある声色で呟いた相手を黙って見ていた。黙っているしかなかったのだろうか。そして、早くも森を抜けたい気分が込みあげて、相手にそう言い終えてから別の方向に体を向けたので、ローブが揺れた。獣に対してはなんの興味もなく、そのままでもよかったのだがわざわざ倒したのを都合がいいと思い、そこから離れようとして)