木戸番 2015-07-16 23:38:48 |
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>更紗、木戸番
そりゃこっちの台詞だな”更紗”の旦那?アンタのは忘れらんねぇどころか夢ん中まで出てきちまいそうだ。いや怖がってるわけじゃねえ、夢に見るほど焦がれちまうって意味さ。風変わりな飾りがついてるとはいえアンタは十分色男だからなぁ。
(決まり悪そうな木戸番の様子にしまったと口を押さえたのも束の間、鬼が行く先も決めていないと知りチラとよぎった企みに笑みを滲ませ。縁が有ればという儚い言葉にも後ろ髪を引かれ、面を被りコンッとおどけつつ名を確かめるようにケタケタ笑えば「…なあ、未だアテがないってんなら俺んとこに来ねぇか。俺は金持ちってわけじゃあないが、この小屋のように硝子張りじゃねぇ真っ当な家もある。毎日大酒かっ喰らって遊べるくらいの小金もある。山や見世よりかずーっと良い暮らしをさせてやれるよ、どうだ、騙されたと思ってついてきてみねぇか?」暫し面越しに相手を見つめ、スゥと息を吸い込むと飴を売り込む時と同じく弾んだ声にたっぷり抑揚をつけ甘い言葉で誘ってみて。また会えたら、なんて淡い期待で満足するほど恬淡な性格はしていない、提案めいた口調とは裏腹に”なぁなぁ良いだろ”と相手の羽織を引っぱる指に離さないと言わんばかりの強さを込めて)
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