病気。分類すると、吃音と同じ様な類のものです。

症状が驚くぐらい私のものと一致していて、まさに「これだ！」と思いました。


はっきり言って、ショックでした。


自分が病気だなんて、認めたくなかったし、今までは自分の頑張りが足りないから話せないんだ、もっと頑張らなきゃ、と思っていたものが「緘黙は個人の力では治せない。カウンセリングが必要」というディスプレイに映った文字によってすべて覆されてしまいました。


緘黙のことを知ったその日は、夕食時などは何もないような顔をして家族と接していましたが、夜ベッドに入った途端、涙が溢れてきて止まらなくなりました。


今まで深く悩んだことはなかったけれど、話せない、ということで先生に怒られたことや、友達から悪く思われてしまったことなど、様々な場面で傷ついたことはたくさんありました。

でも、それは全部自分が悪いと思っていました。自分が話せないから、もっと頑張れないから。

でも、病気だったからなんだ、と思った途端、ショックと同時に悔しくて悔しくてたまりませんでした。


緘黙は、基本的に生まれた時から持っているものが多く、学校などに入ると発症する例が多いらしく、もし自分が緘黙じゃなければ。

そうすれば、普通の子と同じような学校生活8年を遅れたのかと思うと、ほんとに悔しくて。



それからは、ほぼ毎晩ベッドの中か、お風呂で泣いています。


家族には気づかれない様に。



相談できるような友達は、中学にはいません。

全く喋れないような子と友達になってくれる子なんているはずもなくて、唯一私が普通に話せる2人の友達は、今でも連絡を取り合ってたまに会ったりすることはあるのですが、その子達に緘黙のことを相談するということは、あなたも私と同じ病気なんだよ、と言っているようなものです。

軽い気持ちでそんなことを知らせてしまって、私と同じようにその子達を悩ませる訳にはいきません。


小さいころから知っている友達や、学校での私を知らないで仲良くなってくれた友達は何人かいますが、そんなことを相談できるほど仲がいい訳ではありません。


また、学校の先生になんてとてもじゃないけど話せそうにないです。



そうなってくると、あの日、緘黙のことを知った時に真っ先に家族に知らせておくべきだった、と後悔しています。

もう、頼れるのは親ぐらいしかいません。


でも、中々自分が病気かもしれない、なんてこと言えそうにないです。


母には、一度だけ「こんな病気があるんだって」と、軽い感じで緘黙のことを話したことがあります。

でも、特に関心を持たなかったようで、すぐに次の話題に移されてしまいました。


今私がしようと考えているのは、母が家にいない時に父に「私ってこれなんじゃないかな？カウンセリングとか受けたいんだけど」と緘黙について説明されているパソコンの画面を見せることです。


父が真面目に取り合ってくれるかはわかりません。

でも、真剣に考えてくれて、父の口から母に緘黙のことが伝わって、カウンセリングなど、親にとっても負担になってしまうことだとは思いますが、受けさせてもらえるようになれば、というのが今の願いです。


そして、緘黙を治して高校へ行きたいです。


はっきり言って、今でも学校に行くだけで辛い状態です。
「今日はどんな試練が待ってるんだろう」「どんなことで傷つくんだろう」
ありえないぐらいネガティブになってます。


緘黙のまま高校に行って、大人になって、今までと同じように苦しむ生活が続くのだけは避けたいし、そうわかっていながら、行きたくもない高校を目指して受験勉強なんてしても身が入りそうにありません。


とにかく、緘黙を治して、普通になりたいんです。


こんな私は、どうすればいいと思いますか？