青葉 2015-07-11 14:50:24 |
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病気の名前は、緘黙といいます。
多分、この名前を聞いて「ああ、あれか」ってなる人は少ないと思います。
それぐらい認知度が低い病気です。発症率がだいたい0.7%ぐらいであるらしいので、当たり前といえば当たり前かもしれません。
症状は、ある特定の場面に行くと、言葉を発せられなくなります。
私の場合、その「ある特定の場面」が学校です。学校以外でも、塾など、学校の友達がいる場所でも同じ症状が出ます。
現在中3の女子なのですが、小学校低学年の時からずっとそうでした。
家では普通に話せるのに、学校に行くと急に話せなくなってしまう。
教科書の朗読や決められたこと、業務的な話をすることはできるのですが、その時もどう頑張っても大きな声は出せません。
いつもの自分の声ではなく、まるで声を出すことに慣れていない様な、か細い声しか出せません。
親は、そんな私の学校での様子を見て、とても怪訝に思っているらしく、学校参観などにいった日の夕食の時間などは、「幽霊みたい」などと言ってきます。
そう思われるのも無理はありません。
家にいる時と学校にいる時の私では、まるで別人です。
でも、そんな私の様子を知りながらも親が病気等と疑わなかったのには、理由があると思われます。
発症率0.7%。それなのに、私の周りには幼稚園から一緒の幼馴染で同じ様に、学校に行った途端話せなくなってしまう子が2人もいました。そして、私達はとても仲がよかったんです。
だからこそ、私も自分がおかしいという意識がいまいちありませんでした。
親にも、特別引っ込み思案で大人しい子達なんだ、と思われていたし、自分でも大きくなれば話せるようになるだろう、と軽く考えていました。
でも、その2人の幼馴染は、中学から違う学校へ行ってしまいました。
それで、やっと「辛い、苦しい、やっぱり自分はおかしいんだ」という気持ちが生まれてきて、話せないということで悩むようになりました。
そして、ネットで色々調べていたら、「緘黙」という病気があるということを知りました。
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