_ 2015-07-01 17:17:14 |
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>一葉
(願うのは一刻も早く祖母の容態が良くなる事。神頼みだなんて己の無力さを実感させられるけれど自身には今これ程しかできる事がない。閉じていた瞳をゆっくりと開けると同時にちりん、先程よりも鈴の音が鮮明に聞こえたのは音の主が背後に存在しているからか。次いでに何やら声が聞こえたが耳元までは届かず。まだ幼い頃祖母に神社で神隠しに合うという真偽も知れない噺を聞いたことがあることを今瞬時に思いだし。祖母は優しいのだが自身に怪談染みた話ばかりを聞かせては夜眠れなくなった幼い己を自分の寝床へと招いて満足気な笑みを浮かべるのだ。そんな少し変わった祖母だが元気で居てくれない事には話にならない、しかし。まさかこんな目に合うとは。木々で覆われた此処は祖母宅周辺よりも涼しく時折穏やかな風が頬を撫でる居心地の良い場所だった筈なのに今では背筋を冷たい汗が流れていく。嫌まさか神隠しなんて。一見寂れた神社だが地元の参拝客だっているはずだろ。自分に言い聞かせる様にして気を落ち着かせれば振り向く、と同時に視界に映ったのは紺色の水干に身を包んだ優男、常日頃では見慣れない服装だが神主さんだろうか。良かった人だ、安堵の息を吐いて。掃除でもするのか、なら引き下がった方がいいと参拝場所から身を引けば「あ……すみません、邪魔でしたか、……ね」最後にかけて声が小さくなるのは思わず捉えた水色の瞳が此方を真っ直ぐ見据えていたから。この人を見ていると胸奥がざらつく。何処かで会ったことはあっただろうか。いや、こんな美麗な顔立ちの人一度会えば忘れることはない筈。涼やかに頬を撫でる風とは正反対に頭の中では熱落ちしてしまうほど混乱しており思わずぼんやりと彼を見据えてしまい)
(/いえいえ此方こそややこしい要望をしてしまい申し訳ありません…!折角素敵なロルテを頂いたのに…不甲斐ないばかりです;;名前の件了解致しました、後々名乗らせて頂きますね(*´-`)駄文遅レス愚息の三拍子でありますが何卒末永く宜しくお願い致します!)
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