主 2015-06-21 20:34:53 |
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お、おう……。なんていうか……成長したな
(あれから数年も経って成長した相手の姿は、誰もが可愛いと言うであろう程の素直に美少女と呼べる容姿に良く似合っている巫女服、そんな相手を見るのが何だか照れくさくて直視することができずに若干視線を逸しつつ返事を返して。何故関西弁みたいな口調をしているのか気になったが、とりあえず一旦置いておくことにして「それより、まさか希ちゃ……、希がいるなんて思わなかったぞ。いつからこっちに来てたんだ?」恥ずかしいながらも何とか名前呼びすることが出来、相手も自分と同じ転勤族だったためきっと引っ越してきたのだろう。まさか高校生になってからずっとこっちにいるなんて思わないため、その事を尋ねて)
(/んー、そうですねぇ…。好意みたいなものは持ってるけどまだそれが恋だって分かってない……みたいな状態はどうでしょう?)
せやね…。高校に入ってからやからもう3年ぐらい前かな
(中学卒業と同時に両親のもとを離れて母方の故郷であるこちらの方へと出てきていたがそれも相手には知らない話で。それと同じく相手がどういう経緯でこのまちへと戻ってきたのかは己が知るよしもなく。ただ己と同じ転勤族の親を持っていた相手、多少の推測はつくものの相手から語ろうとはしないため此方からも聞こうとはせず。そんなとき通りかかった巫女さんに時間は大丈夫かと聞かれちらりと目をやった先の時計が示している時間は普段己が神社を出て学校へと向かっていく時間を指していて。「 海斗くん、ごめんな。これから学校やねん… 」と巫女服から制服へと着替えるために裏のほうへと向かっていこうとしつつ)
(/そうですね、片想いだと希ちゃんが気づいてしまいそうなので…。お互い特別な感情はあるけれど幼馴染み的な感じだとしか思っていない、という感じにしますか?)
三年もいるのか、長いな……。俺はその三年間にいくつの街を回ったことか……。
(てっきり相手の自分と同じように、少し前にここに来たとばかり思っていたため三年という単位は予想外で。三年もいるということは、もう親の転勤はなくなったのだろうか?などと疑問が浮かんできたが家庭の事情を軽々しく聞くことはできず心のなかにその疑問はしまっておいて。すると、どうやら学校の時間らしく裏の方へと向かっていこうとする相手の背中に向かって「あ、ちょっと待て希!……また、会えるか?」なんて、思っていなかった言葉が口から出てきたことに驚いたが、それは冗談ではなく本心からの言葉で呼びかけて。)
(/そうですね、それでいきましょう!)
会えるよ、また直ぐに
(相手に呼び止められ後ろを振り向くとまた会えるか、と聞かれて。タロットカードで占ったわけではないが相手とまた会えるかどうか何てことは直感だけでも分かるようで上記を述べにっと笑い。そのまま裏のほうへと足を進めて急いで制服へと着替えると鞄を持って普段メンバーと一緒に学校へと行くための待ち合わせ場所へと足を運ばせていき。その間に相手とのことをタロットカードで占えば先程己が言った通りの答えが出てきて。俯いて微笑み溢しているといつの間にか集まってきていたメンバーたち。「 じゃ、行こうか 」なんて声に出して歩き始めて)
(/学校の事なんですけどどうしますか?別々の学校にするか、音ノ木坂を共学設定にしますか?)
自信満々だな……。さて、と。俺も新しい学校に行きますか!
(また直ぐに、なんて何で分かるのか疑問だったが不思議と信じられる気がして苦笑いを浮かべて。携帯を取り出し時間を見てみれば自分もそろそろ新しい学校に行かないといけない時間で、長かった階段をまたゆっくりと下って行き。新しい学校に対する緊張感なんてとっくになくなっていて。人数が少ない学校だと言うことは聞いているのだが、まだその校舎を見ていないためどんな学校かまでは想像できず「まぁでも……。いつまた親の仕事が忙しくなるか分からない以上、関係ないかもな」今は落ち着いているとはいえ、いつまた転勤するか分からないのだ。転勤自体は慣れているから問題はないが、せっかく彼女と再会出来たのにもう1回別れるなんてことを考えたらどこか寂しい気持ちを感じたがすぐに気持ちを切り替えとりあえず新しい学校の制服に着替えるために家に戻っていき)
(/そうですねぇ、面白くさせるために共学設定にしましょうか!でも全校生徒が少ないのは一緒でスクールアイドル設定などもそのままで!)
(学校につくとそれぞれの教室へと分かれるため、三年生組である二人と教室へと向かっていき。中へ入れば今日から来る転校生の話で持ちきりであり。どこのクラスだろう、此処だといいな、なんて言う話し声ばかり聞こえてきて。まだ先生が来るには早すぎる時間、同じμ'sである二人と教室の隅で話し込んでいればガラガラッと教室の扉が開く音が聞こえてきて。先生が教室へと姿を表すとそれぞれの席へと戻っていき。窓側に己の近い席に座ると窓の外の景色をじっと眺めていて)
(/了解しました!少し女子校の感じを残して男女比率では女子の方が多いなどどうでしょうか?)
なんだよこの女子の数、何でこんなに多いの?こういう感じの学校は久しぶりだな……。
(家で制服に着替え、そしていざ学校に来てみて最初に思ったことは圧倒的に女子が多いということ。中学生の頃、一度だけ女子が多い学校に転校したことがあるのだがそのときは本当に肩身が狭く、過ごし辛かった思い出しか無く。とりあえず適当な生徒一人に職員室の場所を聞き、そこまで行き担任の先生だという大人から話を聞くと自分の教室へと案内されて。そしてその教室の前まで着いて、最初は先生だけ入っていき、しばらくして『入ってきてくれー』という声が聞こえてきたため教室へと入っていき。この行動ももう何度やったか分からない。教室に入ってクラスメイトとなる生徒たちを見渡してみればやはり女子が多く、何だか気が滅入りそうになりながらも「あー、伏見海斗です。親の仕事の都合で引っ越してきました。よろしくお願いしま……す?」もうこれも何度言ったか分からない自己紹介を済ます直前、窓際の方に視線を向けるとそこには今朝再開した彼女の姿があり、一瞬言葉が詰まってしまい)
(先生が教卓前で転校生がこのクラスだということ、しかも男子だということを伝えると一部の女子が回りの人たちと喋り出して。入れ、と先生が廊下へと声をかけると再び扉の開く音が聞こえてきて。その音に反応してか一瞬教卓の方へと顔を向ければ今朝再会した彼の姿を見て。相手は未だ気づいていない様子で。転勤族のため慣れているであろう自己紹介の終盤相手と目が合い。にっこりとした笑みを浮かべていると相手の席をどうしたものかと悩む先生の言葉を耳にすれば「 せんせ、えりちの隣が空いてますよ? 」と己の後ろつまり一番後ろの窓際に座っている金髪の彼女の隣を指差して)
(/了解です!それでは本体はこの辺で失礼しますね)
だ、そうですが……。あそこですね、了解です
(すぐ会える、という今朝の言葉を思い出すと、まさか転校してくることを分かっていたんじゃないかって疑いを持ちたくなるがそんなわけないだろう。ならどうして、という疑問が浮き上がってくるが相手が口にした『えりち』という人物に視線を向けると考えていたことが全てどこかに飛んでいって。誰もが綺麗だと口にするであろう容姿に、目を引くべき場所はその金髪だ。結局その女子生徒の隣に座れと言われると特に何も言わずその席へと向かっていき。相手の横を通り過ぎるとき一瞬視線を向けて「よろしくな」と小さく呟くと指定された席について)
(朝のホームルームは転校生の紹介だけだったようで相手が指定された席につくのを確認すれば一時間目の用意をちゃんとしておくようにと言い残して教室を出ていき。授業までまだ時間があるためか席を立ち数人のグループで喋っている女子たちを眺めながらぼーっとしていると少し離れた場所にいる黒髪の同じスクールアイドルとして活動している彼女がやってきて。『 昼休み、御弁当食べたら練習するから 』なんて声をかけられれば「 練習するんやったら皆で食べたらいいやん? 」と返して。それを聞いていたであろう金髪の彼女も『 そうね、そっちの方が効率が良いわ。にこ連絡お願いしても良いかしら 』なんて己の提案にのってきてくれて。溜め息をつきながらも一年生組と二年生組に連絡を取ってくれる黒髪の彼女。それを見て満足そうに微笑んでいて)
さすが少人数校の三年生……。人間関係出来上がってるな
(これもすっかり見慣れたもので、一年生や二年生ならまだしも三年生というのはもうすっかり人間関係が出来上がっていて。目の前に座る相手も、先ほどの金髪少女と今度は本当に高3かと疑いたくなるような小柄な少女と話しており、いくら昔の知り合いだと言っても無闇に話しかけるのは相手にも悪いしさすがに気が引けることで。前の学校の時は在籍していた帰還も短かったため友人なんてものは存在せず、別にそれについては何とも思っておらずむしろ慣れていて。まだ時間もあるため、とりあえず席を立って廊下に出ると不意にドンっと誰かにぶつかり「あ、ごめん。大丈夫か?」と手を差し出すとその生徒は女子生徒で。『穂乃果の方こそすみません!』と差し出した手を取ってその女子生徒は立ち上がると一度軽く頭を下げてそのままどこかへ走って行き)
(相手が廊下へと出ていったのに気がつき、己も廊下へと出ていくとオレンジ色の髪をした己も良く知る人物が駆けていき。「 穂乃果ちゃん、どうしたんやろ 」なんて多分事情を飲み込めてないであろう相手のとなりでぽつりと呟いて。後ろから『 穂乃果!待ちなさい! 』なんていうこれまたよく知っている彼女の声が聞こえてきて。何となく事情を把握すれば相手の方へと向き直り、「 授業はじまるで? 」と述べてから教室へと入っていき。黒髪の彼女に青髪の彼女の声が聞こえてきたがどうかしたのか、とたずねられれば「 んー?何時ものことやない?それよりにこちゃん授業はじまるよ? 」なんて言えば時計を見て黒髪の彼女は自分の席へと戻っていき)
おーおー、元気な奴らだな……。っと……分かった、戻るよ
(こんな朝からよくもまぁあんなに元気だなぁ、などと見知らぬ女子生徒の姿を微笑ましげに見ていると、もう授業が始まるという相手の声が耳に入り。その言葉に頷いて自分も席へと戻るとちょうど良いタイミングでチャイムが鳴って。すると隣に座る金髪の少女から『この学校はどう?』と聞かれ横を向くと、やはりその少女は日本人離れした容姿を持っていて素直に美人だといえるもので。恐らく中学時代の自分ならそんな美少女に声をかけられて舞い上がっていただろうが今ではもうすっかりそんなものはなくなっていて。頻繁に変わる周りの環境から、いつしか普通の学生にある気持ちをどこかで無くしてしまったのだろう。「ああ、こういう雰囲気の学校は好きだぞ?ここにいる皆が楽しそうだ。それだけでもう良い学校だと言える。まぁ色んな学校を見てきたから言えるだけだけどな」学校の雰囲気なんてものは最初の一日だけで分かることができ、良い学校に転校したこともあればその逆もあって。苦笑交じりにその少女へと素直に述べれば、褒められたことが嬉しかったのか小さく微笑み『ありがとう。私は絢瀬絵里よ、よろしくね』という自己紹介を聞いて。「改めて伏見海斗だ。気軽にフッシーって呼んでくれ」初対面の人とのコミュニケーションはすっかり慣れているため、ニヤッとした表情で冗談混じりにこちらも挨拶をして)
(授業が始まってしばらくすれば後ろの席の二人が会話をする声が聞こえてきて。相手と金髪の彼女が打ち解けている様子がその会話の雰囲気から感じとることが出来れば微笑ましい気分と同時に何となく面白く思うことが出来ずに。そのまま窓の外を眺めているとスカートのポケットに入れている携帯からメッセージを知らせるバイブが鳴って。何だろう、と思いそれを取って開いてみれば今日の昼休みの件で黒髪の彼女が一斉に送った方がはやいと判断したのであろう先程の休み時間中に話した内容が書かれてあり。ふっと頬を緩ませると己は構わない、という文面のメッセージを作りそのまま一斉に送信して。その後すぐに金髪の彼女の返信が続き、だんだんと集まってくるものの二年生組はしっかりと管理している青髪の彼女がいるためかリーダーであるオレンジ髪の彼女からの返信を含め三人から返信が来ることはなく。休み時間になったら来るであろう、そう思って携帯をスカートのポケットへと閉まって)
へぇ、生徒会長やってんのか。確かに言われてみればそんな感じするな……。もし機械の備品とかが駄目になったら言ってくれ。機械いじりは趣味でよくやるからな
(その後も。せっかくだから学校についての色々を聞いてみると、もしやと思っていたが彼女が生徒会長だということを知り、同時にこの学校が年々人数が減っていることを知って。ちょくちょく携帯に視線を落としてはなにやら楽しそうに文字を打ち込んでる姿に、良い友達がいるのだなと言葉には出していないがなんとなくそう伝わってきて。そしてその後も話を聞いていると自分の前に座る相手が副会長だということを知り「おお、希副会長やってるのか。昔は引っ込み思案みたいなタイプだったけど……まぁ確かに大分明るくなったよな」昔は今ほど明るくなく、どちらかといえば大人しい性格だった相手が副会長といいう人の前に立つ役職についていることに対して素直に嬉しく感じ、つい相手に話しかけて。希、と呼び捨てしていることに違和感を感じたのか隣の彼女から『希と知り合いなの?』というごもっともな質問に「おう、昔ちょっとな」と詳細に話すと相手に何か迷惑をかけそうなためざっくりと説明して)
(黙々とノートを取っていれば後ろの二人組の会話へと半ば強制的に巻き込まれ。振り替えればにっこりと笑い相手の問いかけへの答えと如く頷いて。吃驚したような顔をしている金髪の彼女には「 ほら、ウチって転勤族の親やった、って話したやん?その時に会ったんよ 」なんて言えば『 そうだったのね。それなら言ってくれたら良かったのに 』と笑みを浮かべて見返してくれて。その時チャイムが鳴り、今日は此処までという先生の声により立ち上がり礼をするクラスメイト。それに続くように立ち上がって礼をすれば黒髪の彼女が此方へと向かってきて。『 絵里、希、練習行くわよ! 』と述べて。まだ一時間目が終わったばかり。練習をするにしてもまだ早すぎるぐらいの時間で。その事をぽつりと述べれば携帯の画面を此方へと向けてきて。「 一時間目が終わったら屋上に集合、穂乃果ちゃんどうしたんやろ 」読み上げたものにはオレンジ髪の彼女からのものであり。『 丁度次の時間は全学年自習らしいし。早く行かないと時間が無くなるのよ! 』なんて言いながら黒髪の彼女に手を引かれて屋上へと向かっていき)
何か希も絢瀬も色々忙しそうだな……。
(休み時間が終わったと同時に慌ただしく教室から出て行く三人の後ろ姿を見送ったのはいいが、先程まで話していた人物たちがいなくなるとこの休み時間をどう過ごそうか悩んで。今までだったらボーっとするなり読書するなりをして時間を潰していて、今回もそうするかと思い鞄から本を取り出そうとするとクラスメートの一人が『ねぇねぇ、前の学校どんな感じだったの?』や『俺は―』などと、転校生というのが珍しいのか色々話しかけてきて。こういうことは昔はあったが高校生になってからはなくなり、これからもないのだろうなと思っていたのだが「しゃあない!俺の渡ってきた学校武勇伝を一つ話してやろう―」改めてここの生徒たちの暖かさというのを感じ、意気揚々とこれまでの学校であったことを話し始めて)
じゃあ、ウチ取って来るわ
(屋上へと行くとすでに他の六人は到着しており。手を振って己らを呼ぶオレンジ髪の彼女。もう練習を始めているかな、と思っていたためこの状況は少し思っておらず。どうしたのかと黒髪の彼女がたずねればオーディオを忘れてきたとのこと。そこで上記を述べると屋上から降り、部室のほうへと足を運んでいき。部室から黒いオーディオを取って何枚か置いてある赤髪の彼女と青髪の彼女が作った曲が入っているものの一枚をとれば部室を出て。そこで思ったのは相手がどうしているのであろうか、ということ。そのまま屋上へと上がっていこうかと思ったが一回教室のほうへと足を進め中を覗けば他のクラスメイトと楽しそうに談笑している相手の姿を見つけて。それを見ていると胸がチクリと痛みその場から動くことなくそちらのほうを見ていて)
(/お返事遅くなり申し訳ありません。最近リアルの方が忙しくなかなか此方へと入ることが出来ませんでした。まだお相手をしていただけるようならば宜しくお願いします)
―ってことがあったわけよ!んで、俺はこう言ってやったのさ―
(面白くするため若干話を盛りながら大げさに話していると、ふと教室の扉のほうにこちらを覗いている相手の姿が見えて。どうしたのだろう、と思ったがその表情はどこか暗い様に見えて心配に思い一旦話を中断すると相手のほうへと駆け寄っていき「どうした希?なんかこっち向いていたけど……」幼いころの知り合い、そして女の子の暗い顔というのは当然見たくはないため心配そうに声をかけて)
(/いえいえ大丈夫ですよ!こちらも遅くなってしまいましたし……。来れる時で構いませんよ!)
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