土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
|
通報 |
市の職員の方は、わが家にも見えました。そして、いかに水木の妖怪が境港にぴったりなのかを、エネルギッシュに話してくれました。
(略)
「不思議だな。オレはいつの間にか、えらいもんになるらしいぞ」
話が本決まりになったとき、水木が満足げにつぶやきました。
(略)
東京暮らしが人生の半分以上を占めるようになった私にとっても、安来は遠い存在になっていたのですが、このころから、急に帰る機会が増えたのです。
まるで、私たち夫婦のご先祖様が、水木と私を山陰に呼んで下さっているような気がしました。
武良布枝『ゲゲゲの女房』七章 終わりよければ、すべてよし ご先祖さまが山陰に呼んでくれた 本文 水木しげる より
| トピック検索 |