ハザマ 2015-05-13 13:04:14 |
通報 |
>アマネさん
わっ、…とと。(同じタイミングで顔を見合わせる双子の顔はまるで鏡のようで、にこりと笑う明るい笑顔達に両手を引かれて宿の敷地内へと誘導され。足が縺れないようにと足元へと意識していたがふと中庭を隔てた向こう側を見ると一人でぼんやりと夜空を眺める相手の姿が見え、月灯りに照らされて発光しているような肌の白さへと妙に心臓が跳ねてしまい。子供達から手を離されたのにも一瞬気付けないまま此方に手を振る小さな手にはっと気付いて「あ、ありがとうございますね…?」と、他の宿泊客に迷惑になら無い程度の声で廊下を駆けていく同じ小さな背中の子供達に感謝を述べて。淡く照らされた月明かりの中で此方に振り返る相手から此方の名前を呼ばれて少し改まるように背を正しつつ)
あ、はい。……すみません、連絡も無しでこんな夜更けに。(星明かりの淡さも相俟ってか、ふわりと笑う相手の表情は朧気に見え。"おいで"と手招かれる白い手を目にすると少し間を置いてから自然と足が赴き。何か分かったのかと、此方からの朗報を期待している相手の生き生きと高揚した表情を見ると僅かに沈んだ表情を浮かべながらそっと相手の隣へと静かに腰掛けて)
いえ、まだ。……、すみません。ただ会いたくなって、(記憶が戻る可能性は低いと告げられた事を思わずその場で隠してしまいながらも、そもそもそんな悪い知らせの為にわざわざ飛び出してきたのかと心の内で自問自答し。ただ相手を目にしてから無性に会いたかったと形容した方が己の中でもしっくりくるような気がして、相手を見ていると何故かは分からないが虚無感を抱えた心の隙間が埋まるような気がしながら穏やかに笑み「…ご迷惑じゃ無かったですか?」と急な来訪に相手へと弱々しく尋ね掛け)
>レリウス大佐
あ、塵…?(目を向けるとはらりと埃のような物が白い手袋を填める手から落ちるのを見て何だ、と。手を弾いてしまった事にも気にしていない様子の相手に少し安堵しながら何か思い出せばすぐに知らせろと言う相手へと顔を向けて)
ええ、…分かりました。("思い出せばそれで良いのでは…?"と、あまり医学には明るくないが何かを心配しているようにも思える相手の空気を微量ながら感じ取ったのか、微妙な擦れを感じながら取り敢えずは分かったとその場限りのような曖昧な返事を返して)
トピック検索 |