ハザマ 2015-05-13 13:04:14 |
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>アマネさん
変な奴が寄って来ないように…、ですか。(御守り、と聞くと厄除け(?)的な意味合いだろうかと一人納得しながら少し顔を茜色に染める相手の顔を見るなり何故か心臓が逸ってしまい。不要なら捨てて貰ってもいいがせめて記憶が戻るまでは持っていて欲しいとの申し出にはたりと慌てて簪を持たない片手側を振り「あ、す、捨てはしないです。そんな失礼な事は…しませんから。あの、ありがとうございます。身を守る御守り…、だったんですね?」と、内ポケットに入っていたのはきっと肌身離さず持っていようとしたのだろうと。以前の自分の行動に納得して)
―…はい、その、嬉しい…です。そんな風に言って貰えるのも、私自体は初めてで…(記憶を失う前の自分はこんなにも優しい人に出会えて幸福者だったのだなと、今は実感が湧かないからか以前の自分が羨ましく思え。ぽんぽんと左右から双子に背を撫でられながら気を宥められている相手の手を繋いだまま)
……分かりました、すぐに大佐、あ…えっと。担当医のかたに聞いてみますから、…何か原因も分かるかもしれません。(手を柔らかく握り返されると此方が強く握ってしまっていた握力に漸く気付き、ただそれさえも包み込むような眉を下げた笑顔の瞳は涙で更に水色が溶け込んでいるように見えて綺麗だと見惚れ。そんな眼差しで見つめられながら此方以外を選ぶ気など毛頭無いというような相手の言葉に何故だか心の奥の気が宥められ、信じていると小さく囁かれた言葉を拾いながら笑んで頷き。この現象を上司に聞けば何か知っているかもしれないと、まさかその上司が此方の記憶を故意的に操作した等と露程にも思っていないのか、この時は何も疑わないまま戻り次第すぐに聞いてみると)
あ!い、いえっ、痴話喧嘩ではその…っ、私が悪いんです。ご迷惑をお掛けしました…。(子供達三人からも"チワゲンカで座長を泣かすな"と叱られて思わず相手の手から手をぱっと離すと怒っている幼い視線達に謝りながら)
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