黒天使の堕天理由

黒天使の堕天理由

マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:34:57 
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楽しく会話しようと思って来て頂いた方すいません!こちらは、小説を書くトピになります(>_<)
せっかくですので。チラ見でもして頂ければ光栄です!o(^▽^)o
感想やアドバイスは大歓迎です!
でも申し訳ないですがリレーではありません。

今回はほかのアプリでも書いた「黒天使の堕天理由」というBL小説を書きます!r18ではありませんが、少し激しいです!
それでは!書いて行こうとおもいます!

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  • No.1 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:35:44 


黒天使の堕天理由
第一章 俺に構うな

「ルイカーッ!!かまちょー」

静かな空の上、いつも通り仕事をしていたら、いつも通りアイツが来た。

「カイ....いま仕事をしているんだ、あっちに行け。
....あとかまちょってなんだ?」

「えーっとねぇ、なんか人間界で流行ってる言葉みたい。」

どうも最近こいつが 「ナウ」だとか 「おこ」 だとか変な言葉を使っていると思ったら

人間界の住民の影響なのか。

それよりコイツ、また仕事をサボって遊んでたな....。

「お前....仕事はどうした....?」

「やん、そんなに睨まないでよー:(´◦ω◦`):
仕事ー?んー....お友達に任せたよー」

「呆れた....お前よりそのお友達とやらの方が、天使に向いているかもな」

七光り、チャラい、遊び人、マイペース、自己中....俺の嫌いなものすべてを持ち合わせた

ある意味天才天使「カイ」....

俺はコイツが大がつくほど嫌いだ。

それなのにコイツは、こうも毎日毎日と俺の元へとやってきては追い返されている。

  • No.2 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:37:19 


「いい加減にしろ。
お前は俺が誰だかわかってんのか?」

「大天使ルイカ様でーっす!」

ヘラヘラと笑いながら、俺をからかっているような口調で話してくる。

ほかの天使はみんな、俺には丁寧すぎるほどの敬語を使うのに....

....決めた、俺が神様の跡継ぎをするときには、コイツを落として(消して)やる

「見てみてーっ!今日はこんなのを持ってきちゃいましたー」

カイが俺に見せた紙には、俺の昔の写真があった....

  • No.3 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:38:31 

「なっ!?お前っそれをどこで手に入れたっ!?」

「んふふー....なーいしょっ☆」

昔、俺が使い魔天使だった頃の写真だ。

俺のペアが男だった為、当時の俺は女天使になっていた。

考えるだけでも、羞恥 や 屈辱で 苛立たしい。

「返せっ!!燃やして消し済みにしてやるっ!!」

「えー、やだぁー、これは俺の宝物だモーン。あぁー、女ルイカちゃん可愛いー」

昔の俺の写真にカイはキスをすると、ものすごいドヤ顔でこっちを見てきた。

久しぶりにイラッときた。

  • No.4 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:39:44 


黒天使の堕天理由
第二章 大天使の雷鳴

「力ずくでも返してもらう」

頭にきた俺は、大人気なくカイのペースにハマらされてしまった。

あぁ、今日もまた仕事が遅くなるな。。。

  • No.5 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:41:13 


ダ ンッ!!!

大きな音をたてて。

床にカイを押さえつけた。

当然、俺が勝った。

大天使を本気にさせるとは、、コイツが初めてだな。

「っー....イタタ、ルイカさーんギブギブ、怖いよー」

「お前はこりないからな、これで済むと思うなよ....」

「っ....」

俺が本気で睨むとカイはビクッと跳ねた。

いつもヘラヘラしているカイが泣きそうになる。

  • No.6 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:42:32 


「うぅ....ルイカーはなれてー、痛いー」

パタパタとカイは逃げ出そうと暴れる

そうはさせまいと、押さえつける手に力を込めた。

「ぇ....?ルイカ....?」

少しやり過ぎたかと思ったが、コレぐらいしないとコイツは懲りないからな

俺は、ワザと怒ったふりをする。

  • No.7 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:43:45 


「俺を誰だと思っている?
俺には敬語を使え。」

カイの顎に手を当てて

クイッとあげる。

カイと目が合った....

初めてカイがこんな表情をした。

少し泣きそうな目、恥ずかしいのか耳まで赤くなっている。

....少し楽しくなってきた

  • No.8 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:45:32 


「聞こえているのか?」

「っ......ルイカ....様....」

ぼそぼそと話しだすカイ。

怯えているのか、少し震えている

「もっ....やめてっ....くださぃ....」

「お前の自由さはこの程度じゃ収まらないからな」

俺はカイの服に手を入れた....

カイはビクッと跳ね、小さく声をあげた。

弱く魔法を使って、カイに印をつけた、少し痛かったのかカイはまた声をあげた....

  • No.9 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:46:45 


「なぁ、カイ....どうしてほしい?」

「ぇ....? ....はなしてほしぃ....よぉ....」

離すわけ無いだろ、いくら可愛く言っても俺はこの手を離しはしない

....なんだか、今日は変な気分にばかりになる。

「敬語を使えと言ったはずだが....?」

さっそく忘れているのか....と小さく呟くとカイは泣きそうになる。。。

「....離して....くださぃ ....」

少し目を伏せてカイはそう呟いた....

  • No.10 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:47:50 


「離してやろうと思ってたが、さっそく敬語を使わないところを見ると、やっぱり反省してないだろ。」

まぁ、離してやろうとは思わなかったけど....

「反省するまで離さないから、覚悟するんだな....」

そう言って手に力を込めた。

  • No.11 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:49:06 


「っ....ぁっ....」

パタパタと未だに抵抗を続けるカイだが

それは俺の少し長めの赤毛をかするだけで、痛くも苦しくもない。

次第に息が切れてきて、カイは抵抗を辞めた....

「ルイカの....ばか....」

息を切らしながらも、俺を睨みつける。


なんだか、可愛く見えてしまうのはきっと....

俺の体調が悪いのだと、そう思った。

  • No.12 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:50:19 


「っ....クソっ、なんで....細いくせに....こんな力があるんだよっ....!!」

次第にやけゼリフを吐き出した。

まぁ、それはお前と違って俺は毎日仕事に励んでいるからだろうな。

「....敬語を使わないってことは、俺に期待してるのか?」

そう言うとカイは大人しくなり、丸くなった。

「....してません」

そう言ってフイっと顔をそむけた。。。

  • No.13 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:52:18 


「ふーん....してないんだー、へぇ....」

フルフルと震えるカイを見つめ、少し余裕っぽく言う。

床に押さえつけられて、潰れないように綺麗に羽が折りたたんである

白くてふわふわなカイの羽、俺のとは少し小さいけど。

この羽は好きだ 、いつ見ても綺麗だと思う。

「....ぁ....やだ、それ...触らないで…くださ…ぃ…」

無意識のうちにカイの羽に触れていたみたいだ。

こんなに綺麗な羽…アイツら(悪魔)が見たらきっと悪戯するに違いない…

「…お前は…俺のものなのに…」

カイに聞こえないように小さく呟いた。

強く…深く…。

  • No.14 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:53:14 


「ルイカ....ぁ....」

「ん?」

「....手、やめ....」

気がついたら、カイの服に手を入れていた。

白っぽくシミ一つない綺麗な肌だ。

天使はみんな綺麗好きだ、だからこそカイは人気者だ....

いつもみんなの真ん中で笑っている、そんな存在だ。

  • No.15 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 08:55:43 


ツーッと曲線を引くようにカイの肌に指をすべらせた

それだけでカイは跳ねる....

「っ....!?....ひゃ....ぁ....」

くすぐったいのかカイは体をくねらせる。

白い羽がパタパタと動く。

「感度いいな、そんなに期待してたのか?」

指を深く甘く動かしながらカイに囁くと、カイ少し震えた。

「っ....ふぇ....ルイ....カっ....」

カイの目に溜まっていた涙がこぼれ出す

葉から湖へ落ちる雫のように、涙さえも綺麗に見えてくる....

「カイ....そんなに煽るなよ。。」

理性などとうに超えていて、俺はカイにキスをした。。。

  • No.16 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 09:02:51 


「…っ!?やめっ…」

カイが抵抗する。

俺はどうかしたのだろうか?

ずっと嫌っていた奴に手を染め。落ちてゆくなど…

「ルイカぁっ…!!いい加減んに…しろ…」

弱く力ずよく睨んでくるカイに魅力さえ感じるなんて。

バシッ…!!

「いっ…!?」

手に鋭い痛みを感じた…。

カイが羽で俺の手をはらったのだ。

その隙に逃げ出したアイツは、こちらなど振り返りもしなかった。

残ったモノはカイの抜けた数枚の羽と、ソレを染める俺の血。

ーまぁ、それはそれでいいかもしれない。

  • No.17 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 09:03:47 


黒天使の堕天理由
ー完ー

  • No.18 by マルゲリータ系乙女  2015-04-07 19:59:22 

上げまーす!

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