木戸番 2015-04-06 13:25:07 |
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>木戸番、瑪瑙
そりゃあどうも話が早いこって。助かるねえ(奥へと姿を消す鶏男を横目にこちらの申し出をあっさり承諾する態勢を見せる木戸番を見定めするようス、と目を細めながらも口振りは上機嫌な軽いもので、懐から銭の入った袋を取りだしては「今日の手持ち分だが、こんだけありゃ十分やっていけるでしょ」どさ、と相手の手に躊躇なく袋ごと渡しては鶏男と引き換えの邪な考えは人間としては当然の欲である以上察せるし否定するものでもないと思っていて、寧ろそれを利用して引き取れるのだから都合はよく。そんな取引を終えようというタイミングで姿を現した鶏男、見上げる先の黄金の瞳も滑らかな褐色の肌も硝子を隔てるよりも一層流麗に見えて、にい、と口元にはやはりあくどさの拭え切れぬ笑みが滲んで「―じゃ、こいつ貰ってくわ」視線を再び木戸番に戻しては去り際にその一言を残し、行くぞとでも言うように目配せしそのまま連れ立つように店を出て)
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